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- 2012.10.01
- 『ドクターX~外科医・大門未知子~』制作記者会見速報!
米倉涼子さんがこの秋、初の外科医役に挑戦する話題のドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子~』。その制作記者会見が、東京・六本木のテレビ朝日で行われ、米倉さんをはじめとする豪華出演陣のみなさんと脚本家の中園ミホさんが参加し、作品への熱い意気込みを語りました。
会見会場には、ドラマの内容に合わせて、白衣をまとった現役の女子医大生約30名を招待。医大生ならではの「どうやって医療用語を覚えるのか?」という質問が飛び出すと、米倉さんは「逆に聞きたいくらいです。第二話の“上腸間膜動脈を含む膵頭一括切除、大腿部の大伏在静脈からグラフトを採取、膵頭部と上腸間膜動脈と門脈のガンを切除、そして血管移植再建”。このセリフを覚えるのに2週間かかりました」という撮影秘話を披露。さらに、「勤務医かフリーランスか、どちらの道に進めばいいのか?」という質問には、名医紹介所の所長を演じている岸部さんが「うちに来る?」とすかさずスカウトし、会場が大きな笑いに包まれるひと幕も。
さらに取材陣からは撮影中の息抜き方法を聞かれ、「出演者のみんなとご飯を食べにいくこと」(米倉さん)、「ごはんを作ること。ネギとかをたくさん切るとスカッとします(笑)」(内田さん)、「息抜きを考えたことがない。ひょっとしたらず~っと息を抜いているのかもしれないです(笑)」(岸部さん)、「一徳さんより年上の私も、普段からずっと息を抜いています(笑)」(伊東さん)などと、ユニークな答えが続出。会場からは終始笑いの耐えない賑やかな会見となりました。
大門 未知子役 米倉 涼子さんコメント
今回、初めてお医者さんの役をやらせていただきます。台本の中にたくさんの難しい言葉が出てくるので、その言葉を理解してから口に出すというのがものすごく大変です。いまここにいらっしゃる女子医大生たちのみなさんの気持ちがよくわかる気がします。いま、本当に素敵なキャストのみなさんとドラマを撮っていますが、とても面白くてダイナミックで、そして魅力的なドラマになるといいなと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。
森本 光役 田中 圭さんコメント
僕もお医者さんの役は初めてで、セリフもすごく難しいですし、手術シーンも丸二日間ずっと同じ空間で撮影したりと大変なこともいっぱいありますが、本当に楽しい現場です。僕の役は新米の役で、金と欲にまだ溺れていないので、僕が素の感じを出せばできるかなと…。本当にかっこいいドラマになっていると思いますので、みなさん楽しみにしていてください。
城之内 博美役 内田 有紀さんコメント
手術シーンを撮ったのですが、密室の中で朝から夜中まで何時間も撮影をして、逆に先生に診て欲しいくらい疲れました。本当のお医者さんは命を扱っていることを思うと、本当に大変なことをしているんだなと実感し、手術シーンを撮って、またひとつしっかりと責任感が湧きました。
お話自体は爽快でかっこよくて、清々しくスカッとしていると思います。やっている私たちは真剣に日々取り組んでいるので、ぜひ見てもらえたらと思います。
原 守役 鈴木 浩介さんコメント
中園先生が書かれている脚本が異常に専門用語が多くて、覚えるのが非常に難しくて、相手のNGシーンにも「間違えても大丈夫!僕も間違えるから」と寛容になれる、そんな現場です(笑)。大門未知子さんと出会って、どのように自分の役柄が変化していくのかが非常に楽しみで、本当に痛快な作品になっていると思いますので、よろしくお願いいたします。
千葉 園子役 紫吹 淳さんコメント
チーフ看護師役、しっかりしたベテラン看護師ということで、宝塚を辞めて丸8年経つのですが、頑張れば頑張るほど男になってしまうので(笑)、男にならないように頑張りたいなと思います。
奥村 藍役 林 丹丹さんコメント
今回、ちょっとワケありな秘書の役をやらせていただきます。米倉さんとは私のデビュー作以来の共演となりますが、すごくかっこいい姿と、現場では痛快なセリフを楽しませていただきながら、一緒に頑張っています。
神原 晶役 岸部 一徳さんコメント
名医を紹介するというところの所長で、いまちょっとこんな恰好をしていますけれど、医療現場とはあまり関係のない楽なところにおります。どういう人物なのか自分でもまだちょっとわからないところがありますが、一生懸命楽しいドラマになるよう頑張ってやらせていただきます。
寺山 金子役 室井 滋さんコメント
私は事務長の役でして、お金一筋の役です。シナリオが本当に面白くて、新しい台本が来るたびに、自分の出演を忘れてシナリオを読むのを楽しんでいます。撮影中、見学室という場所でみなさんが手術されているのを上からずっと見ているのですが、その間に伊東さんと段田さんと3人で、いままでどんな病気にかかったかとか、これからどんな病気になるんだろうとか、最近亡くなった方の噂話とか、私たちこのままずっとこういう話をしていくのかなと思うと、ちょっと心配な今日この頃です(笑)。
鳥井 高役 段田 安則さんコメント
私の役は、研究とか論文の方には力を発揮するのですが、手術の方はあまり得意ではない、それで院長の座を狙っていたりなんかするような教授でございます。なおかつ、こんな可愛らしい愛人なんかもいたりして、いい役ですね(笑)。ただ、米倉涼子がかっこいいだけのドラマではございません。医療シーンも本当にリアルにやっていますので、ぜひ見ていただきたいです。
毒島 隆之介役 伊東 四朗さんコメント
役名が毒島龍之介(ぶすじまりゅうのすけ)という、ものすごい名前を付けていただきました。自分のためになるときは、主人公・大門未知子の味方になり、そうでないときは敵になるというたぬきジジイの役だと思っています。そして、室井さんとは、「私が尿管結石になった時に、女医さんにたまたま当たりまして、いきなり下半身全部脱いでくれと言われて、ナニを揉みしだかれまして、それで予約を取ってくださいと言われ、あれ関係あったのかなぁ」とそんな話をしていました(笑)。とにかくとても面白い脚本で、一言で言いますと痛快無比、ストレス解消ドラマだと思っております。どうぞご覧になってください。
脚本・中園 ミホ氏コメント
今回は、大学病院に魑魅魍魎のようなみなさんが現れ、その人たちに米倉さんと対決していただくので、それにふさわしい役者さんを集めてください!とテレビ朝日の内山プロデューサーにお願いしましたら、この通り、本当に最高の俳優さんたちを集めてくださって、書くほうも本当に腕が鳴ります。私、お医者さんの飲み友だちとよくお酒を飲むのですが、その席で、いま大学病院の医局員になる人たちが減っているということと、外科医のなり手が激減しているということを聞いて、たいへん驚きました。このままいくと、日本の医療はどうなるのかという大きな問題はあるのですが、私はそういう社会派の脚本家ではないので、今回はみなさんが見て元気になるようなエンターテインメントを目指して書いています。大門未知子はもし自分が病気になったときに切ってほしい外科医の理想です。未知子は患者さんに「失敗しないので」と手術の前に言います。私は大学病院のブランドや教授の権威よりも、うまくて早い外科医が最高だと思うので、そういうヒロインを作りたいなと思って書いています。このドラマで、日本中に元気になって欲しいと思います。
この会見の模様は、近日中に当サイトにて配信予定です。どうぞお楽しみに!