楽曲紹介
2015年2月8日
名曲百選(24)ピアニスト憧れの超難曲〜ラフマニノフ「ピアノ協奏曲第3番」-
♪1:ピアノ協奏曲第3番 第3楽章
作曲 : S.ラフマニノフ
ピアノ : 及川浩治
指揮 : 佐渡裕
演奏 : 東京フィルハーモニー交響楽団
1901年作曲「ピアノ協奏曲第2番」成功で世界的ピアニストとしての名声を得たラフマニノフ。
ピアノ協奏曲第3番は第1回アメリカ演奏旅行の際、自分で弾くことを念頭に1909年作曲、ニューヨークで初演。派手な演奏効果を好むアメリカの聴衆に向け自分の技巧を誇示する曲が有効と考えたラフマニノフは「ピアノ協奏曲第2番」に比べピアノの技巧を一層複雑にし、オーケストラも豪華な厚い響きで書いた。ラフマニノフの意図通り、アメリカの聴衆は歓喜し公演は大成功。アメリカでの地位を確立した。初演の翌年には、当時アメリカに活動の拠点を移したマーラーの指揮で再演された。