楽曲紹介
2015年1月18日
日本のオーケストラ文化は兵庫発!?〜ブルックナー「交響曲第4番」-
♪1:交響曲第4番「ロマンティック」第1楽章より♪2:交響曲第4番「ロマンティック」第4楽章より
作曲 : A.ブルックナー
指揮 : 佐渡裕
演奏 : 兵庫芸術文化センター管弦楽団1931年4月、宝塚歌劇団専属オーケストラの前身を母体とする宝塚交響楽団にてラスカの指揮で日本初演。当時まだオーケストラが本格的な交響曲(管弦楽で演奏する多楽章で大規模な楽曲)の演奏は珍しかったが、ラスカ指揮・宝塚交響楽団によって、オーケストラが本格的な交響曲を定期演奏会で演奏する先駆けとなった。特にブルックナーの交響曲は、演奏に60分以上を要する規模の大きさで、現在でも難曲とされている。
(第4楽章)
第4楽章はブルックナー交響曲の大きな特徴であるオルガン的な重厚な響きの主題を持つ。というのもブルックナーがカトリック教徒でオルガニストだったことが影響している。