放送内容
2015年5月3日
2015年5月3日(日) あさ9時より放送佐渡裕ウィーン案内(1)名所に名曲あり
今年、ウィーンは「リング通り」が開通して150年、また「ウィーン会議」から200年とイベントが目白押しで世界中から注目を集めています。そんな年に佐渡裕がトーンキュンストラー管弦楽団の音楽監督に就任することになりました。今回は就任を記念して、佐渡裕の案内でウィーンの美しい建造物や名所を紹介しながらゆかりの深い名曲をお送りしました。
♪幸田浩子、西原稔、太田雅音（指揮）、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
出演者
幸田 浩子 こうだ ひろこ／ソプラノ
透明感溢れる美声と麗しい舞台姿で現在最も注目を集めているソプラノ。東京藝術大学を首席で卒業し、数々の国際コンクールに上位入賞。ローマ歌劇場をはじめ欧州の名門歌劇場に次々とデビューし、主要な役を演じて活躍。2000年にはウィーン・フォルクスオーパーと専属契約。国内ではオーケストラとの共演や全国各地でのリサイタル、更にはテレビの音楽番組のＭＣ等多彩な活動を展開。4月22日最新ＣＤ《スマイル −母を想う−》をリリース。5月8日紀尾井ホールにて記念リサイタルが予定されている。二期会会員。
西原 稔 にしはら みのる／音楽学者
1952年、山形県生まれ。桐朋学園大学音楽学部教授。19世紀音楽を専門とする。「音楽家の社会史」「ブラームス」（音楽之友社）、「ピアノの誕生」（講談社）、「『楽聖』ベートーヴェンの誕生」（平凡社）、「クラシックでわかる世界史」、「シューマン 全ピアノ作品の研究 2巻」ほか
太田 雅音 おおた まさね／指揮者
1985年生まれ。大阪府出身。両親共に音楽家の家庭に生まれ3歳よりヴァイオリンを始める。東京藝術大学附属高校を経て東京藝術大学卒業。2006年東京藝術大学在学中、弱冠21歳ながら日本センチュリー交響楽団のコンサートマスターに就任。2011年まで務める。2010年秋より拠点をドイツに移し本格的に指揮者に転向、ミュンヘン、ドレスデンにて研鑽を積む。クリスティアン・ティーレマン氏に認められ氏のリハーサル、演奏会を聴講。またロームミュージックファンデーション指揮セミナーにおいて小澤征爾氏により指揮研修生に選ばれ氏の特別レッスンを受講。湯浅勇治、三ツ石潤司の各氏より指導を受ける。2012年よりドレスデン音大大学院指揮科に在学。フィッテルベルク国際指揮者コンクール、セミファイナリスト。最優秀日本人指揮者賞を受賞。
東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
1975年設立。常任指揮者に高関健、桂冠名誉指揮者に飯守泰次郎を擁する。これまで『ニーベルングの指環』全4部作をはじめとするワーグナー作品を、飯守泰次郎の指揮で「東京シティ・フィル オーケストラル・オペラシリーズ」としての上演し好評を博す。
1994年から東京都江東区と芸術提携を結び、音楽文化の振興を目的とした活動を幅広く行っている。2012年、宮本文昭が初代音楽監督として活躍し好評を博した。