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1月16日の放送内容

絶滅危惧種を救え!ちさ子教授の音楽レッドリスト パート2

今回は、絶滅が危惧される楽器を取り上げた大好評企画、「音楽レッドリスト」の第2弾をお送りしました。
「ハーディ・ガーディ」「セルパン」「オンド・マルトノ」といった、希少な楽器の音色を守るべく、今回も高嶋ちさ子教授が立ち上がりました。
♪高嶋ちさ子、原田節(オンド・マルトノ)、橋本晋哉(セルパン)、松本雅隆(ハーディ・ガーディ)、金子三勇士(ピアノ)、十束尚宏(指揮)、東京フィルハーモニー交響楽団

出演者

○高嶋ちさ子  たかしま ちさこ /ヴァイオリニスト

桐朋学園大学を経て、1994年イェール大学音楽学部大学院修士課程アーティスト・ディプロマコースを修了。 97年に本拠地を日本に移し、年間100本近くのコンサートを全国で展開している。現在、演奏活動を中心としながら、コンサートプロデュース、テレビ・ラジオ番組の出演、執筆活動など幅広く活躍。また昨年第2子出産後は、子どものためのコンサートなども手がけている。 愛用器:ストラディバリウス(1736年製)愛称:ルーシー



○原田 節  はらだ たかし /オンド・マルトノ奏者

慶應大学卒業後渡仏、パリ国立高等音楽院オンド・マルトノ科を首席で卒業。日本人で初めてオンド・マルトノを独奏楽器として扱い、アジア初となる講座の開設、楽器としての語彙の開発、レパートリーの拡充、後進の育成にも力を注いでいる。また、先進的で豊かな創作力により、作曲家としての地位も確固たるものにしている。出光音楽賞、横浜文化奨励賞、ミュージック・ペンクラブ賞など受賞も多数。メシアンの「トゥランガリラ交響曲」では世界各国のオーケストラと共演。これまでに演奏回数は、20カ国、200回以上に及んでいる。



○松本 雅隆  まつもと がりゅう /ハーディ・ガーディ奏者

中世・ルネサンス時代の古楽器を独自のスタイルで演奏する「カテリーナ古楽合奏団」と子ども達の為にファンタジックな舞台を繰り広げている「ロバの音楽座」を主宰。長年に渡り世界を旅し、数々の古楽器の研究、演奏をすると共に、未来に向け空想楽器を考案、製作している。NHK教育番組の音楽を担当したり、ジブリ作品「ゲド戦記」の音楽などにも参加する。第3回キッズデザイン賞・創造教育デザイン部門で金賞を受賞。



○橋本 晋哉  はしもと しんや  /セルパン奏者

テューバ、セルパン奏者。フランス国立パリ高等音楽院第3課程卒。02年アヴァン・センヌ(フランス)第1位、第5回現代音楽演奏コンクール第2位、03年ガウデアムス国際現代音楽演奏コンクール特別賞受賞。フェスティバル・アゴラ、レゾナンス2003、秋吉台現代音楽セミナー、サントリー音楽財団サマーフェスティバル2008及び2010、コンポージアム2009、東京オペラシティ「B→C」、NHK-FM「名曲リサイタル」などにソリストとして出演。



○金子 三勇士  かねこ みゆじ /ピアニスト

バルトーク音楽小学校にてチェ・ナジュ・タマーシュネーに、国立リスト音楽院にてエックハルト・ガーボル、ケヴェハージ・ジュンジ、ワグナー・リタに師事。2006年東京音大付属高校に編入、清水和音、迫昭嘉、三浦捷子に師事。バルトーク国際ピアノコンクールの他、数々のコンクールで優勝。海外ではハンガリー、アメリカ、フランス、ドイツ、オーストリア等で演奏活動を行う。現在、東京音楽大学ピアノ演奏家コースエクセレンス3年在籍中。10月1日にCDをリリース予定。



○十束 尚宏  とつか なおひろ /指揮者

桐朋学園大学指揮科及び研究科修了。故森正、小澤征爾、秋山和慶、尾高忠明各氏に師事。1982年「第17回民音指揮者コンクール」優勝。同年、タングルウッド音楽祭に招かれ、クーセヴィツキー指揮大賞を受賞。1984年ボストン交響楽団に副指揮者として招かれ、同年ベルリンに留学、再びタングルウッド音楽祭にて故バーンスタイン、プレヴィン、スラットキン各氏に師事。2002年よりウィーン国立歌劇場にて研鑽を積んでいる。



○東京フィルハーモニー交響楽団

1911年創立の日本で最も伝統あるオーケストラ。2001年に新星日本交響楽団と合併し、日本で初めてシンフォニーオーケストラと劇場オーケストラの両機能を併せ持つオーケストラとなる。2010年4月、ベルリン国立歌劇場など世界の楽壇で活躍するダン・エッティンガーが常任指揮者に就任。定期演奏会を中心とする自主公演、新国立劇場などでのオペラ・バレエ演奏、放送演奏、教育プログラムなどの国内活動をはじめ、近年はアジアツアーなど海外公演でも高い評価を得ている。
公式ウェブサイト http://www.tpo.or.jp



楽曲紹介

 
Untitled Concert