約600年に渡りヨーロッパに君臨した名門王家ハプスブルク家。彼らは多くの芸術を庇護したことで知られています。つまり、ヨーロッパの芸術はハプスブルク家の歴史と共に発展してきたといえるのです。今回はそのハプスブルク家が芸術にどのような影響を与えてきたのかを音楽と共に特集しました。
♪山田五郎、姿月あさと、青島広志、十束尚宏(指揮)、神奈川フィルハーモニー管弦楽団
○姿月 あさと しづき あさと/ヴォーカリスト
元宝塚宙組トップスター。在籍時に演じた「エリザベート」のトート役の名演は未だに語り継がれている。退団後はヴォーカリストとして、石井竜也氏とのコラボレーションや、三枝成彰氏プロデュースによるシンフォニックコンサート、セルフプロデュースコンサート等で活躍してきた。退団10年を迎える今年は、4月からミュージカル「ドラキュラ伝説~千年愛」、コンサート、CD発売などが予定されている。
○山田五郎 やまだ ごろう/編集者・評論家
1958年東京都生まれ。上智大学文学部在学中にオーストリア・ザルツブルク大学に1年
間遊学し西洋美術史を学ぶ。卒業後、(株)講談社に入社『Hot-Dog PRESS』編集長等を経てフリーに。幅広い分野で講演、執筆活動を続けている。
○青島広志 あおしま ひろし/作曲家
1955年東京生まれ。東京藝術大学大学院(修士課程)を首席で卒業。オペラに造詣が深く、オペラの自作品も数多く、高い評価を受ける。また、独自のユニークな視点での執筆活動、音楽会の構成、演出、指揮・ピアノ出演、最近はイラストレーターとしてなど多岐にわたり活躍中。現在東京藝術大学・都留文科大学講師。「題名のない音楽会」アドバイザー。
○十束 尚宏 とつか なおひろ/指揮者
桐朋学園大学指揮科及び研究科修了。故森正、小澤征爾、秋山和慶、尾高忠明各氏に師事。1982年「第17回民音指揮者コンクール」優勝。同年、タングルウッド音楽祭にフェローシップ・コンダクターとして招かれ、クーセヴィツキー指揮大賞を受賞。1984年ボストン交響楽団に副指揮者として招かれ、同年ベルリンに留学、再びタングルウッド音楽祭にて故バーンスタイン、プレヴィン、スラットキン各氏に師事。2002年よりウィーン国立歌劇場にて研鑽を積んでいる。
○神奈川フィルハーモニー管弦楽団
1970年3月に発足。定期演奏会等の演奏会の他、オペラ、バレエからポップスに至るまで幅広いジャンルで活躍し、全国的な活躍を続けている。2009年4月に金聖響を常任指揮者に迎え、今最も注目されているオーケストラである。

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