日本を代表するピアニスト・中村紘子さんが今年デビュー50周年を迎えます。昨年紫綬勲章を受章するなど、この50年間、常に世界の第一線を走り続ける中村さんの軌跡をご紹介しました。
♪中村紘子(ピアニスト)、沼尻竜典(指揮)、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
○中村 紘子 なかむら ひろこ /ピアニスト
早くから天才少女として名高く、第28回音楽コンクールで第一位特賞を史上最年少で受賞、N響初の世界一周公演のソリストに抜擢され華やかにデビュー。日本のピアニストの代名詞として、国内外3500回を超える演奏会を通じて聴衆を魅了し続けている。近年は若手ピアニストの育成や紹介にも尽力している。紫綬褒章、日本芸術院賞・恩賜賞を受賞。
今秋デビュー50周年を迎え、全都道府県を巡るコンサートツアー、10枚組のCDボックス発売など、意欲的な活動が予定されている。
http://www.nakamura-hiroko.com
○沼尻竜典 ぬまじり りゅうすけ /指揮者
びわ湖ホール芸術監督、大阪センチュリー交響楽団首席客演指揮者。1990年ブザンソン国際指揮者コンクール優勝。これまで、新星日響正指揮者、東フィル正指揮者、名古屋フィル常任指揮者、日本フィル正指揮者を歴任。海外ではロンドン響、モントリオール響、シドニー響、ベルリン・ドイツ響、ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ響などを指揮。ケルン歌劇場、バイエルン州立バレエ、インスブルック・チロル歌劇場、新国立劇場、などへも客演をしている。
○東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
1975年設立。1994年に日本音楽コンクールより、オーケストラとしては初めて特別賞を受賞。1997年より飯守泰次郎が常任指揮者に就任。
2002年矢崎彦太郎が首席客演指揮者に就任。2005年ワーグナー作品上演にて三菱信託音楽賞奨励賞を受賞。永久芸術顧問には「題名のない音楽会」初代司会者の黛敏郎。

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