楽曲紹介
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10月25日の楽曲紹介

♪1:華麗なる円舞曲 作品34−1
作曲 : F.ショパン
ピアノ :  中村紘子

ショパンは一生の間にワルツを21曲作曲しましたが、生前発表された作品はわずかに8曲のみです。この作品はそのうちの1曲で、1838年作曲されました。実用向き舞踏曲の要素も感じられ、そういった様子をシューマン曰く「舞踏会場で即興的に作られたもののように思われる」と語っています。



♪2:ピアノ協奏曲 第1楽章 より
作曲 : E.グリーグ
ピアノ :  中村紘子
指 揮 :  沼尻竜典
演 奏 :  東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

グリーグ(1843〜1907)はノルウェイを代表するロマン的国民音楽の作曲家です。母親がピアニストだったこともあり、特にショパンの影響は強く、同時代の有名なドイツの指揮者・ピアニストであるハンス・フォン・ビューローはグリーグのことを「北欧のショパン」と称しました。
グリーグの「ピアノ協奏曲」はこの1曲だけですが、あらゆる作曲家のピアノ協奏曲の中でも代表的な作品で、グリーグの名を後世まで伝えています。1869年の初演は大成功で、このときのピアノ独奏者に捧げられました。



♪3:三善晃「ピアノ協奏曲」
作曲 : 三善晃
ピアノ :  中村紘子
指 揮 :  沼尻竜典
演 奏 :  東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

日本を代表する作曲家・三善晃の最初の協奏曲です。1962年度の芸術祭参加作品として日本放送協会より委嘱されました。同年度に第11回尾高賞、芸術祭賞を獲得しました。
全体で1楽章形式を取りますが、実質的には3つの部分から出来ており、本日の演奏はその最初の部分で、ソナタ形式の末尾にカデンツァがあります。



放送内容

 
Untitled Concert