ショパンは一生の間にワルツを21曲作曲しましたが、生前発表された作品はわずかに8曲のみです。この作品はそのうちの1曲で、1838年作曲されました。実用向き舞踏曲の要素も感じられ、そういった様子をシューマン曰く「舞踏会場で即興的に作られたもののように思われる」と語っています。
| ピアノ : |
中村紘子 |
| 指 揮 : |
沼尻竜典 |
| 演 奏 : |
東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団 |
グリーグ(1843〜1907)はノルウェイを代表するロマン的国民音楽の作曲家です。母親がピアニストだったこともあり、特にショパンの影響は強く、同時代の有名なドイツの指揮者・ピアニストであるハンス・フォン・ビューローはグリーグのことを「北欧のショパン」と称しました。
グリーグの「ピアノ協奏曲」はこの1曲だけですが、あらゆる作曲家のピアノ協奏曲の中でも代表的な作品で、グリーグの名を後世まで伝えています。1869年の初演は大成功で、このときのピアノ独奏者に捧げられました。
| ピアノ : |
中村紘子 |
| 指 揮 : |
沼尻竜典 |
| 演 奏 : |
東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団 |
日本を代表する作曲家・三善晃の最初の協奏曲です。1962年度の芸術祭参加作品として日本放送協会より委嘱されました。同年度に第11回尾高賞、芸術祭賞を獲得しました。
全体で1楽章形式を取りますが、実質的には3つの部分から出来ており、本日の演奏はその最初の部分で、ソナタ形式の末尾にカデンツァがあります。

|