世界一公演回数の多いオペラ「カルメン」のストーリーと名曲を30分でお送りしました。ストーリー・テラーは人気講談師の神田山陽さんです。
♪神田山陽(講談師)、ステラ・グリゴリアン(メゾ・ソプラノ)、ルカ・ロンバルド(テノール)、
ジャン=フランソワ・ラポワント(バリトン)、兵庫芸術文化センター管弦楽団
○神田山陽 かんだ さんよう/講談師
1966年生まれ。北海道出身。2002年8月「三代目 神田山陽」襲名。NHK教育「にほんごであそぼ」でもおなじみ。1998年、国立演芸場花形演芸会銀賞受賞。2002年、文化庁芸術祭演芸部門新人賞受賞。2005年~2006年9月イタリア国費留学。講談を通じて他ジャンル交流に積極的に挑戦中。
○ステラ・グリゴリアン/カルメン
トビリシ(グルジア)生まれ。トビリシ音楽アカデミーとウィーン音楽院で学んだ後、1998年、ウィーン国立歌劇場と専属契約。瞬く間に頭角を現し「セヴィリアの理髪師」ロジーナ、「コジ・ファン・トゥッテ」デスピーナなど主要役を演じた。2006/07シーズンからフランクフルト歌劇場に登場。「ティト帝の慈悲」セスト、「チェネレントラ」表題役、「フィガロの結婚」ケルビーノなどで活躍。
○ルカ・ロンバルド/ドン・ホセ
マルセイユ(フランス)生まれ。国際的なコンクール受賞を重ねた後、1989年、「シモン・ボッカネグラ」でオペラ・デビュー。すぐに国際的なキャリアを築き、これまでにウィーン国立歌劇場、パリ・オペラ座、ミラノ・スカラ座、グラインドボーン音楽祭、バイエルン州立歌劇場、オランジュ音楽祭を含む世界中の著名歌劇場で活躍。ドン・ホセ、ロドルフォ、アルフレード、カヴァラドッシ、ホフマンなどを演じてきた。
○ジャン=フランソワ・ラポワント/エスカミーリョ
ケベック(カナダ)生まれ。1983年の初舞台以来、パリ、ウィーン、チューリヒ、バルセロナ、マドリッド、ハンブルク、ベルリン、ロサンゼルスなど、世界各国の主要歌劇場で活躍。その舞台姿と並び、豊かかつ正確な歌唱が高く評価されている。フランス語のレパートリーを中心に、特に「ペレアスとメリサンド」のペレアス役を得意とする。
○兵庫芸術文化センター管弦楽団
阪神・淡路大震災からの復興のシンボルとしてオープンした兵庫県立芸術文化センターの専属オーケストラとして2005年9月に設立。世界各地から若手演奏家を集め、様々な公演を通じオーケストラ奏者としての経験を積み、優秀な人材を輩出するアカデミーの要素も持つ、世界でも類を見ない新しいシステムのオーケストラである。芸術監督は佐渡裕が創設時より務め、地元に愛されるオーケストラとして地域に密着した活動を行っている。

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