2週に渡り日本でも年々大きな話題を集めている「ラ・フォル・ジュルネ」に沿った内容をお送りしま
す。1週目は金沢大会のテーマでもあるモーツァルトについて、この5月に開始する裁判員制度を
取り入れた演出をしました。モーツァルトへの疑惑を元に作品を演奏し、どういった罪に問えるかを、
現在テレビで大人気の弁護士・本村健太郎さんに解説して頂きました。
♪本村健太郎(弁護士)、青島広志(作曲家)、安井陽子(ソプラノ)、井上道義(指揮)、
オーケストラ・アンサンブル金沢
○本村 健太郎 /俳優・弁護士
1966年(昭和41年)12月17日生まれ。佐賀県出身。
1985年 東大在学中にドラマ「イッキ!イッキ!東大へ」(テレビ朝日)準主役オーディションに合格しデビュー。1985年より、劇団麦の会演技研究所にて山本邦彦監督のレッスンを受ける。1990年 司法試験合格、1991年 東大法学部卒業。1993年 弁護士登録(東京弁護士会)。現在、赤坂法律事務所勤務。
○青島広志 /作曲家
1955年東京生まれ。東京藝術大学大学院(修士課程)を首席で卒業。オペラに造詣が深く、オペラの自作品も数多く、高い評価を受ける。また、独自のユニークな視点での執筆活動、音楽会の構成、演出、指揮・ピアノ出演、最近はイラストレーターとしてなど多岐にわたり活躍中。現在東京藝術大学・都留文科大学講師。「題名のない音楽会」アドバイザー。
○安井陽子 /ソプラノ歌手
磨かれた超絶技巧と妙なる美声で注目を集めるソプラノの新星。桐朋学園大学、同大学研究科修了後にウィーン留学。ヨーロッパ各地でオペラやコンサートに出演し、帰国後の08年6月東京二期会『ナクソス島のアリアドネ』ツェルビネッタ役でコロラトゥーラの見事な歌唱が新聞各紙で絶賛された。同年11月の日生劇場『魔笛』夜の女王も大好評を博し、今年のNHKニューイヤーオペラコンサートに同役で初出場を果たした。二期会会員
○井上道義 /指揮者
71年グィド・カンテルリ指揮者コンクール優勝。新日本フィル音楽監督、京都市響音楽監督・常任指揮者、新日本フィル首席客演指揮者を歴任。07年よりオーケストラ・アンサンブル金沢音楽監督。シカゴ響、ロイヤル・フィル、ミュンヘン・フィル、スカラ・フィル、レニングラード響、マルセイユ歌劇場等、エディンバラ音楽祭、シュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭などへ客演。新日本フィルとのマーラー・チクルス、3年にわたるコンサート・オペラ・シリーズ、日露5つのオーケストラとのショスタコーヴィチ交響曲全曲演奏プロジェクトなど意欲的な活動を展開している。
http://www.michiyoshi-inoue.com/
○オーケストラ・アンサンブル金沢
1988年、指揮者・岩城宏之が創設音楽監督を務め、海外演奏家を含む40名からなる日本最初のプロの室内オーケストラとして石川県と金沢市が設立。定期的に日本各地及び海外で年間約110公演を行っている。設立時よりコンポーザー・イン・レジデンス(座付作曲家制度)を実施、多くの委嘱作品を初演、CD化してる。2007年より井上道義が音楽監督を務める。ラ・フォル・ジュルネ金沢のレジデントオーケストラ。本拠地は石川県立音楽堂。

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