2009年はショパン没後160年、2010年は生誕200年という、ショパンのアニバーサリーイヤーが続きます。今回はショパンの名曲をショパンが生涯に愛した3名の女性に焦点を当ててお送りします。ショパン・コンクール3位の実力者・横山幸雄さんと、ピアノをこよなく愛する華道家・假屋崎省吾さんのコラボレーションをお楽しみ下さい。
♪假屋崎省吾(華道家)、横山幸雄(ピアノ)、西原稔(音楽学者)
○假屋崎 省吾 かりやざき しょうご (華道家)
華道家。假屋崎省吾 花・ブーケ教室主宰。美輪明宏氏より「美をつむぎ出す手を持つ人」と評される。結婚披露宴における会場装飾、ブーケや、花と音楽、花とファッションのコラボレーションをするなど、内外のVIPからも高い評価を得ている。華道歴25周年を迎え、CD『假屋崎省吾 ロマンティック・クラシック・セレクション』(ソニーミュージック)など発売中。花の総合プロデュース、テレビ・雑誌・新聞などますます幅広い分野で活躍中。
http://www.kariyazaki.jp/
○横山 幸雄 よこやま ゆきお (ピアニスト)
美しく洗練されたスタイルによる味わい深い表現を持ち味とし、豊かな色彩感覚と緻密な構成力を併せもつ本格派ピアニスト。71年東京生まれ。90年パリ国立高等音楽院卒業。ショパン国際コンクールに歴代の日本人として最年少入賞の快挙以来、人気実力ともに常に音楽界をリードするトップアーティストとして多方面に活躍。現在、ショパン・イヤーにむけたプロジェクトに取り組んでいる。上野学園大学教授、エリザベト音楽大学客員教授。
○西原稔 にしはら みのる (音楽学者)
山形県生まれ。東京藝術大学大学院博士課程満期退学。現在、桐朋学園大学音楽学部教授。18,19世紀を主対象に音楽社会史や音楽思想史を専攻。「音楽家の社会史」、「聖なるイメージの音楽」(以上、音楽之友社)、「ピアノの誕生」(講談社)、「楽聖ベートーヴェンの誕生」(平凡社)、「クラシック 名曲を生んだ恋物語」(講談社)、「音楽史ほんとうの話」、「ブラームス」(音楽の友社)、「クラシックでわかる世界史」(アルテスパブリッシング)などの著書のほかに、共著・共編で「ベートーヴェン事典」(東京書籍)、翻訳で「魔笛とウィーン」(平凡社)、監訳・共訳で「ルル」、「金色のソナタ」(以上、音楽の友社)「オペラ事典」、「ベートーヴェン事典」(以上、平凡社)などがある。

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