楽曲紹介
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5月16日の楽曲紹介

♪1:六段 より
作曲 : 八橋検校
箏 :  沢井一恵

近代筝曲の祖・八橋検校(1614〜1685)の作曲。筝曲の中で最も有名な作品ですが、声楽曲が主流の筝曲の中ではむしろ特殊な段物です。段物とは(1)歌を持たない器楽曲 (2)各段の拍の数が52拍(西洋の4分の2拍子の52小節に相当)、(ただし初段は2拍多い)、(3)演奏が進むにつれてテンポが次第に速くなる、などの特徴を持っています。今回は抜粋演奏でお送りしました。



♪2:箏とオーケストラのための協奏曲
 1. still 
 2. return 
 3. firmament 
 4. autumn 
作曲 : 坂本龍一
箏 :  沢井一恵
指揮 :  佐渡 裕
演奏 :  兵庫芸術文化センター管弦楽団

筝奏者・沢井一恵が坂本龍一に委嘱した作品で2010年4月9日、筝・沢井一恵、指揮・佐渡裕により世界初演。「四季」を表現した4つの楽章で構成しており、坂本自身、今回の作品について以下の通り解説しています。

<4つの定常状態、あるいは人生>
1. still 2. return 3. firmament 4. autumn


静止



再生への胎動
凍れる大気
薄明
微かな動き
from the death

張る
再生


吹く
上昇
陽気
天空


陽気
横溢
静止した午後
切り取られた時間

木々

黄昏
下降
予感

コラール
鎮魂 
祈り
黄泉


放送内容

 
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