| ♪1・2・3:「ヴァイオリン協奏曲」第1楽章 より抜粋 |
| ヴァイオリン : |
ジェームス・エーネス |
| 指揮 : |
佐渡裕 |
| 演奏 : |
東京フィルハーモニー交響楽団 |
| ヴァイオリン : |
ジェームス・エーネス |
| 指揮 : |
佐渡裕 |
| 演奏 : |
東京フィルハーモニー交響楽団 |
1878年に作曲され、同年ライプツィヒで初演されました。ヴァイオリン曲として人気の高い有名な作品です。ドイツ語でツィゴイネルは「ロマ(ジプシー)」、ワイゼンは「歌」という意味です。
この曲全体では、民族的なメロディーでゆっくりとした部分もありますが、今回お聴きいただいたのは最後のアレグロ・モルト・ヴィヴァーチェからで、かなりのスピードで盛り上がり、途中で左手も駆使して音を出す超絶技巧的な演奏も聴けました。
| ヴァイオリン : |
ジェームス・エーネス |
| 指揮 : |
佐渡裕 |
| 演奏 : |
東京フィルハーモニー交響楽団 |
1878年に作曲、翌年1月ブラームス本人の指揮とヨアヒムのヴァイオリン独奏によりライプツィヒで初演し、大成功を収めました。交響曲第2番と同時期の作品です。
作曲にあたり友人の名ヴァイオリニスト、ヨアヒムからヴァイオリンの技巧的なアドバイスを受けましたが、名手ヨアヒムにして難しすぎるという箇所も時には変更しないケースもありました。そしてある時、大ヴァイオリニストで作曲家のサラサーテの巨匠的演奏を聴いて大いに感激したブラームスですが、その一方でこれをきっかけに、単にヴァイオリン独奏だけが目立つ協奏曲ではなく、古典に根ざした交響的な協奏曲をめざすことになります。
結果、各地で好評であったにもかかわらず、皮肉にも巨匠サラサーテは、ヴァイオリンを特に目立たせていないシンフォニックな協奏曲であり、独奏者を聴衆の前で長く待たせる曲であるとして、この曲の演奏を拒んだといわれています。

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