作曲 : W.A.モーツァルト 編曲 : ファジル・サイ |
モーツァルトによる「ピアノ・ソナタ イ短調」(K.331)の終楽章「トルコ行進曲」。この曲がトルコ出身のファジル・サイの手によって編曲されました。もともとはアンコール用の作品として生まれ、彼の演奏会では必ずといってよいほど演奏され、聴衆の熱気を生むという作品です。
| ピアノ : |
ファジル・サイ |
| 指 揮 : |
佐渡 裕 |
| 演 奏 : |
日本フィルハーモニー交響楽団 |
1785年、モーツァルトによる作品。モーツァルトは、自身のピアノ協奏曲を演奏する際、作曲家であり演奏者でもある完璧な音楽家としての自分を表現できる場として特別な思いを持っていたといわれています。モーツァルト同様作曲家=演奏者であるファジル・サイがこの曲をどう表現するのかお楽しみいただきました。
ピアノ独奏のための≪黒い大地≫
作曲 : ファジル・サイ
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トルコの吟遊詩人アーシュク・ヴェイセル(1894〜1973)が作った大衆的バラード「カラ・トプク」からインスピレーションを受けた作品。詩人は、愛する物を失い、「黒い大地」以外に友のいない寂しさを歌います。トルコ民謡とジャズと旋法的な音楽を匠に融合させながら展開していきます。
| ピアノ : |
ファジル・サイ |
| 指 揮 : |
佐渡 裕 |
| 演 奏 : |
日本フィルハーモニー交響楽団 |
2001年作品。ピアノと大編成シンフォニー・オーケストラのための協奏曲。打楽器の組み合わせはかなり自由度が高いです。この曲はファジル・サイにとってきわめて重要な2人の作曲家、ストラヴィンスキーとバルトークからの影響を強く示しています。

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