レナード・バーンスタイン(1918〜1990)
カラヤンと並び、20世紀を代表するユダヤ系アメリカ人指揮者で、ニューヨーク・フィルハーモニックの音楽監督を務めた。一方作曲家としても著名で「ウエスト・サイド・ストーリー」などの代表作がある。ピアノの名手としても知られている。
また、伝説的なアメリカCBSの音楽教育番組「ヤング・ピープルズ・コンサート」では出演者としてだけでなく、テーマの選定から楽曲の選定と構成、台本執筆ともバーンスタイン自身が行った。
愛称はレニー。佐渡裕氏はバーンスタイン最後の愛弟子である。
バッハの時代には、ピアノはまだ普及するにいたっておらず、彼のクラヴィーア(オルガン以外の鍵盤楽器の総称)作品は、チェンバロやクラヴィコードのために書かれたものとされています。「パルティータ」もその一つで、一種の組曲です。練習曲であるものの非常に美しく、また難易度も高い作品です。この第一番は1726年に完成。イタリア的な様式への強い傾向が現れています。
♪2:「交響曲第2番<不安の時代>」
第5楽章 「仮面舞踏会(マスク)」
第6楽章 「エピローグ」 |
| Pf : |
ブルーノ・フォンテーヌ |
| 指揮 : |
佐渡 裕 |
| 演奏 : |
神奈川フィルハーモニー管弦楽団 |
イギリスの詩人W.H.オーデンによる詩「不安の時代」(1948年ピュリッツアー賞受賞)に触発され、
1947〜48年にバーンスタインが作曲。第2次世界大戦末期のニューヨークで暮らす4人の男女が、
信じるべきものを求め、それに挫折するといった、都会人の孤独を描いた作品です。
全6楽章で、第1部・第2部と3楽章ずつで構成。各章に「プロローグ」「7つの時代」「7つの段階」「挽歌」「仮面舞踏会(マスク)」「エピローグ」とサブタイトルがついており、すべてオーデンの詩そのままです。
本日演奏する第5章「仮面舞踏会(マスク)」は小編成のジャズの部分です。続けて演奏される第6章「エピローグ」大編成では原詩とは違った明るい希望を持たせるようなエンディングを迎えます。
交響曲という名ではありますが、全編に渡りピアノが印象的であり、ピアニストでもあったバーンスタインらしい特徴とも言えるでしょう。なお、初演は1949年4月にバーンスタイン自身のピアノ独奏で行われました。

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