楽曲紹介
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1月11日の楽曲紹介

♪1:交響曲5番  第四楽章
作曲: P.I.チャイコフスキー
指揮 :  佐渡 裕
演奏 :  日本フィルハーモニー交響楽団

今回の名曲百選はチャイコフスキー「交響曲第5番」をとりあげました。
フォン・メック未亡人というパトロンを得て経済的に安定したチャイコフスキー。結婚の失敗からも立ち直り、交響曲第4番、歌劇「エフゲニ・オネーギン」などの傑作を生み出します。しかしその後やや創作のスランプになり、ヨーロッパ各地で指揮活動を行った後、48歳の時に「交響曲第5番」を作曲しました。
また交響曲“5番”は、ベートーヴェンの「運命」を意識していたといわれています。全四楽章を聴き通すと、元気になるような壮大な楽曲。チャイコフスキーはこの曲を通して、「運命の動機」という主題を展開しています。
今週の放送では、その元気の素「運命の動機」の変化、そして後のマーラーやショスタコーヴィチらの交響曲作曲家が意識した番号「5番」。「5」という数字に秘められた運命的解釈についても迫りました。象徴的運命論の解説に、女性誌の星占い特集などで有名な、鏡リュウジさんをお迎えしてお話いただきました。

放送内容

 
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