♪1:神楽諷雲井曲毬(かぐらうたくもいのきょくまり) -どんつく-より |
作詞: 三世桜田治助
作曲: 五世岸沢式佐 |
常磐津演奏: 常磐津の皆様、お囃子の皆様 |
江戸太神楽を題材にした歌舞伎舞踊の作品です。「どんつく」とよばれる田舎者が主にこっけいな踊りを見せます。今回はその常磐津による音楽のみお送りします。
原曲: 「三世相錦繍文章~三社祭の段」より
作詞: 三世桜田治助
作曲: 四世岸沢古式部 |
常磐津演奏: 常磐津の皆様、お囃子の皆様
PVC: ブルーマングループ |
ブルーマンと三味線の即興から始まり、掛け声きっかけで常磐津節舞踊曲の大作「三世相錦繍文章(さんぜそうにしきぶんしょう)」(1855年初演・全6幕)より、最終幕の大詰<三社祭の段>をベースとしたコラボレーションを展開します。この「三世相」とは全幕常磐津で演奏され、全幕通して演奏すると実に5時間以上かかる大作です。芸者お園と大工の六三郎の情話で、二人は小倉の色紙をなくしたため、地獄をさまよいますが、この第6幕<三社祭の段>では、すべてが夢だったと分かり、夢のお告げの通り色紙のありかも分かったため、万事めでたしということで最後に江戸の華・三社祭で盛り上がります。
♪3:「PVC HOUSE FINAL」+「千代の友鶴」 |
千代の友鶴
作詞: 霞山
作曲: 五世岸沢式佐
PVC HOUSE FINAL
作曲: ブルーマングループ |
常磐津演奏: 常磐津の皆様、お囃子の皆様
PVC、ドラム、チャップマンスティック: ブルーマングループ |
ブルーマンのオリジナル楽器「PVC」のために書かれたオリジナル楽曲と共に、常磐津の「千代の友鶴」を見事に掛け合わせた作品です。この「千代の友鶴」は別名「広尾八景」と呼ばれ、現在も広尾にある瑞泉山祥雲寺を中心とした広尾の四季のありさまを描写しています。この祥雲寺には常磐津代々のお墓があります。
作詞不詳
作曲: 初世常磐津文字太夫、佐々木市蔵 |
常磐津演奏: 常磐津の皆様、お囃子の皆様 |
常磐津の最も古い名曲で、謡曲「老松」に基づいています。秦の始皇帝が松の木陰に雨宿りして、その松に太夫の位を贈った故事を内容としています。上品に、このご祝儀曲の持つ古風な格調を十分に堪能させています。

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