4月20日の楽曲紹介
合戦、武芸の試合、討ち入り、立廻りなどの場面で使用される。
開幕30分前、黒御簾で最初に演奏される曲。
大海原を表現したり、海辺の立ち廻り等で使用。大太鼓が打ち寄せる様子を表す。歌舞伎「俊寛」等で演奏される。
街道沿いを馬で旅する様子を描写した曲。長唄「与作」の一節を利用。鈴の音は馬の首についた鈴を表す。歌舞伎「鈴ヶ森」等で演奏される。
江戸の遊郭の情景を描写した曲。速度等を工夫してアレンジする。
「屋台くずし合方」
大道具の家が崩れる時や、緊迫した場合等で使用。
「元禄花見踊」
長唄の名曲。花見を始めとした宴席の場面等で用いられる。豪華絢爛に着飾った花見客の様子を歌った。
(釣り鐘)
時刻を知らせる場面や凄みを出す効果として使用。
「なまめき合方」
男女の色模様の場面で演奏される。別名「色めき合方」。
「都鳥」
隅田川の情景を歌った曲。都にいる恋人を思う歌で男女の逢瀬を描写している。
(一つ鉦)
寺院や殺しの場面などに用いる。
「なんまいだ」
心中、殺しの場面等で使用される。
(空笛)
篠笛を使い寂しさや哀愁などの心理描写を表す。旋律は奏者に任されている。
「突欠合方」
武将の出など、勢いのある登場や幕切れに用いられる。
唄 : 杵屋巳津也、杵屋喜太郎、杵屋長寿郎
三味線 : 杵屋巳太郎、柏要二郎、柏要吉
鳴り物 : 望月太左治、望月太左禄
笛 : 望月光竹次