挑戦者 No.1への階段毎週土曜よる8時51分から:ナビゲーター吉瀬美智子

3月6日の放送

photo
photo

#46 具志堅幸司 / 体操

「なんで俺だけこんなに、これからという時に、
いつもこうバンとたたかれて・・・」              

1984年、ロサンゼルス・オリンピック男子体操で、
個人総合・金メダルに輝いた彼。
しかしその競技人生は、波乱の連続でした。

13歳で体操を始めた彼は、名門高校で鍛えあげられ、インターハイで優勝。
そして念願のオリンピック出場を目前とした大学時代、練習中に悲劇が・・・
「バキッ 熱い・・・足を見てみると、骨がボンと飛び出しているんですね。
足の裏が反転しているんですよ・・・」
左足首骨折、右アキレス腱断裂といった不運に見舞われます。
さらに、その後も大怪我に次ぐ大怪我・・・

「泣きましたね・・・もう体操やめよう。」
まさに悲運の連続・・・
しかし、失意のどん底にいた彼を救ったのは、恩師からの手紙でした。
「“明けぬ闇はなく、尽きぬ冬はありません。
歯を食いしばってでも、この峠を越えて下さい。”
・・・ここを頑張らなくていつ頑張るんだと!」

苦しいときこそ、立ち向かえ・・・
すぐさま病室でのトレーニングを始めます!
「自転車の丸いチューブをベッドの端っこにくくりつけて、
筋力トレーニング!ダンベルを足首にくくりつけて、振り上げたり。」
復活を誓った彼の肉体は、入院前より強靭なものに・・・

そして・・・
怪我をきっかけに、よりたくましくなった彼は、
見事世界の頂点に立ったのです!
「この怪我があったからこそ、
オリンピックのメダルにつながっていったと思います。」

挑戦者たちへ 〜達成のキーワード〜

達成のキーワード