「何か日本一のことがやりたい！勉強でもスポーツでも何でも一番にならないと
気が済まないような子どもでした。」
断崖絶壁を、手足の力だけで登る『ボルダリング』という競技で、２００３年国際大会で
優勝（Asian X-game）するなど、世界と渡り合う日本人女性初のプロフリークライマー。

そんな彼女の幼少時代の夢は、日本人女性“初”の宇宙飛行士。
新聞や本を読み漁り、またイベントにも足を運ぶなど、日々研究に努めます。
ところが･･･

“１９９４年コロンビア号　日本人女性初の宇宙飛行士・向井千秋さん宇宙へ”
「向井千秋さんが宇宙に行ったことで、先を越されてしまいショックでした。」
日本人女性初の宇宙飛行士の夢がついえた彼女･･･だが大学で新たな出会いが。
それは、男性が大半を占めるクライミングの世界。そこで決意したこと！

「女性初の一番のプロクライマーになってやろう。
誰かの足跡をたどっていくのではなく、自分が足跡をつけていく。」

常に危険と隣り合わせで女性には難しいこの競技。だがあえてそのプロを目指したのです。
「指の筋肉を鍛えるために、一本で懸垂をしたりとか･･･練習の結果、今では指の関節が
曲がり第二関節がくっつかない状態になってしまいました。」

一日多いときで１０時間、深夜にまで及ぶ猛練習を重ねた結果、次々と国際大会を制覇！
そして２００７年、念願だった日本人女性初のプロになった彼女！
今や世界の岩山を舞台に活躍し続ける、その信念とは？

「大きなものに従っていくというよりも、小さなものでもトップを目指して行く。
フロンティアなＮｏ．１！」