挑戦者 No.1への階段毎週土曜よる8時51分から:ナビゲーター吉瀬美智子

10月4日の放送

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#26 冨田 洋之 /体操

究極の美を求め、世界を制した男 体操 冨田洋之。
「写真に撮っても、絵になるような演技っていうのが一番の理想でしたね。」

アテネオリンピックで、日本の男子体操団体に28年ぶりの金メダルをもたらした立役者。そんな彼が体操を始めたのは8歳の時。高校時代にインターハイを2連覇するなど
その才能を開花させ、25歳の時、美しい演技が評価され、世界選手権個人総合で優勝。日本人として31年ぶりの世界一に輝きます。

ところが、2006年にルール改定が・・・
「多少姿勢の乱れがあったとしても高い難度の技をやれば、
それが直接点数につながっていく…」

新ルールに戸惑いながら臨んだ翌年の世界選手権、12位という結果に。
世界の頂点から陥落した彼は、ある決意をします。

「子供の頃、憧れを持っていた美しい体操をとことん貫いてやろうという風に。」
彼は簡単に高得点が取れる大技よりも、完璧な美しい演技に挑んだのです。

「細かい動きと反復練習を、繰り返し練習しました。」
全ての練習をビデオで撮影し、完璧に出来るまで何百回と繰り返し、
彼の体は鍛え上げられていきました。
そして迎えた北京オリンピック…逆境をはねのけ、見事メダルを獲得したのです。

「僕の好きな言葉は初志貫徹です。」

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