「成績が落ちていって最後は停学処分ですから、“落ちる所まで落ちたなぁ”というような…」
史上最年少で、7大陸の最高峰を制覇した世界的なアルピニスト。
しかし、日本人の父とエジプト人の母の間に生まれた彼は、中高生の頃、いわゆる“落ちこぼれ”の生徒でした。
そんな彼の運命を変えたのは、停学中に出会った一冊の本。
故植村直己著『青春を山に賭けて』
「山を登って植村さんが変わっていったように、僕も山に登れば変われるかもしれない…。」
落ちこぼれの自分でも何かをやり遂げれば周囲の人から認めて貰えるかもしれない。
そう考えた彼は、山登りにのめり込み、7大陸最高峰制覇を目標に掲げ次々と登頂を果たしてゆきます。
しかし…、最終目標だったエベレストで2回連続の登頂失敗
その時彼が考えたこと…
「挑戦を続けるのも怖かったんですけど、挑戦を止めて何にもない自分に戻るのはもっと怖かった。」
そして諦める事無く挑み続けた続けた彼は、3度目の挑戦でついに世界最高峰エベレストの頂に立ち史上最年少(当時)25歳で7大陸最高峰を制覇したのです!
「コツコツの積み重ねがあって始めて大きな冒険が出来るね。とにかくコツコツ、
またコツコツ。これを大事にしようと思ってます。」