「通信簿も大体１か２だったんです。とにかく山や川が最高の遊園地だった！」
世界で最も権威があるといわれる、ガーデニングの世界選手権
「チェルシー・フラワーショー」で、史上初の３年連続・金メダルを獲得。
そんな彼には、驚きの過去が･･･

花が好きだった石原少年は、地元長崎で２９歳のとき、たたみ一畳ほどの花屋を
出店します。直に感じられるお客様の笑顔を大切に、長崎一の花屋にまで成長
させます。ところが・・・

「途中から全国展開を始めて、その頃から経営がおかしくなって、
８億円くらいの借金を抱えてしまいまして、もう途方にくれて・・・」
しかし、どん底にいた彼は、あることに気付くのです。

「お客様を喜ばせる心を忘れていた。もう一回あの路上販売の、
いつもお客さんを喜ばせているあの時に戻ろうと。」
彼は資財を投げ打ち、借金を返済しつつ、花屋だけでなく、
お客様のより大きな笑顔を求め、新たに庭造りに挑みます。寝る間も惜しみ、
３６５日のうち３６０日働き続け、
年間６００件もの庭造りをこなします。

そして、彼がさらに挑んだのは、ガーデニングの世界大会。
和をテーマにした作品は見事金メダルを獲得。世界の人々の笑顔も手にしたのです。
「喜ばせようとするその勉強こそが、ものすごい大切なことじゃないかと思います。」