挑戦者 No.1への階段毎週日曜よる6時56分から:ナビゲーター吉瀬美智子

5月31日の放送

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#9 熊川 哲也/バレエダンサー

喝采を浴びるために生まれてきた男、バレエダンサー 熊川哲也(37)。
「他の人がやってなかったからですね。北海道で男の子がバレエを習うというのは
数える程しかいませんでしたから…」

16歳で国際的なバレエコンクールで金賞を受賞し、世界三大バレエ団のひとつ、
英国ロイヤルバレエ団では最高位の“プリンシパル”として活躍。
その後、日本に戻り、自らが芸術監督を務めるKバレエカンパニーを設立し、
バレエ界を引っ張るカリスマダンサー。
しかし2年前、公演中の舞台で、突然のアクシデントが・・・。

右ひざ前十字じん帯損傷。ダンサーに怪我は付き物とはいえ、
舞台に立てない程の大きな怪我を負ったのは初めての事。
25年のバレエ人生で初めて歩みを止めた彼が、
耐えがたい苦悩の中で考えたこととは・・・

「またちょっと違ったルートでバレエ人生を送る良いスタートにはなったので。」
ただひたむきに踊っていたあの頃…。
「小学生の頃に戻ったような感じで、ステップ一つ一つを習得して、自分の物にして…」
バレエを始めたばかりの日々を思い出し、リハビリに励みます。
そして、10ヶ月後…常人では考えられないような早さで舞台に復帰したのです。

「痛み無くして得るもの無し。」
ダンサーとして、芸術監督として、日本バレエ界をさらなる高みに牽引し続けています。

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