On Air Plus+
2015.10.30放送
「ヘルシーなフレンチ。
エレガントに楽しむヘルシーなフランス料理」



田中彰伯/レ・クリスタリーヌ オーナーシェフ
15歳の時にフランス料理界に入る。23歳でフランスへ渡航。パリ7区の一ツ星レストラン「ラ・ブールドール」でシェフ代行として務めた後、南フランス (ムステイエ・サントマリー)にある「レ・サントン」のシェフを務めミシュランの1つ星に格上げする。同時期に独自の真空調理法を開発。
日本に帰国した後、代官山の「ロジェ・ベルジェ」の総料理長を務め、1993年に、フランス料理店「レ・クリスタリーヌ」を開店をかわきりに、「コンコンブル」、「クレッソニエール」と展開を成功させる。
1994年にはエスコフィエ協会に入会。現在は料理人として地域活動に参加する一方、フランス料理を題材とした画家として、数々の美術展に入選を果たしている。



フランス料理はちょっと高級で、しかも高カロリー。
そんなイメージ、持っていませんか?実はヘルシーで気軽に食べられる!?フレンチのプロ・田中彰伯シェフが教えるなるほどマナーや簡単レシピを大公開!「Beauty Book」では、一重まぶたに映える秋カラーのおすすめアイシャドーをご紹介。目もとを明るく見せちゃうテクニックも、必見です!







テーマは、フランス料理。「フレンチなんて高級でなかなか食べられない!」「カロリーが高そう!」なんてイメージがある方も多いのでは? この週末はぜひおしゃれに、自宅で簡単&ヘルシーなフランス料理を楽しんでください!
田中シェフが考えるフランス料理とは?
エイミさんがやってきたのは、南青山にある「レ・クリスタリーヌ」。1750円から気軽にコース料理が味わえる大人気のフランス料理レストランです。オーナーシェフの田中彰伯さんは、独創的な料理を生み出すことで有名な方。フランス料理に大きく貢献したとして、さまざまな勲章を授与されているんです。
●レ・クリスタリーヌ/東京都港区南青山5-4-30 カサセレナ1F
ここで、フランス料理マナー講座をひとつ。みなさん、ナプキンはどのタイミングでひざの上に置いていますか? 田中シェフによれば、「食前酒が来たときにとっていいです」とのこと。三角に折っても、そのままでも、どちらでもOKです。
気どらず、気負わず、気軽にフレンチを楽しんでほしいという田中シェフ。野菜たっぷりでヘルシーな前菜は、色鮮やかな料理をより一層引き立てる光の演出まであってびっくり! ココナッツオイルが添えられた「にんじんのポタージュ」は、小麦粉やバターを使わず、お米とにんじんだけでやさしい甘みを作っているのだそうです。
メインディッシュは、「サーモンのキャベツ包み」。トリュフのバターソースでいただきます。油分や塩分が高くなりがちなソースは、別皿でもらうのがおすすめ。自分の好みの量で、よりヘルシーにフランス料理を味わうことができます。今回は、田中シェフに自宅で作れるおしゃれでヘルシーなフランス料理を教えていただきます!
簡単に作れる! フレンチスタイルの創作料理
さっそくレッスン開始。まずは「にんじんのラペ」から。
【にんじんのラぺ】
■材料(1人前)
・ニンジン 中1本(ジュース約50cc、搾りかす約50g)
調味料
・しょうが 適量
・お酢 大さじ1半
・サラダ油 大さじ2
・塩 小さじ1/2
・コショウ 少々
・砂糖 小さじ1/2
付け合せ
・お豆腐 適量
・春雨 適量
・カナッペ 適量
・イタリアンパセリ 適量
用意したのは、スクリューをゆっくり回転させることで食材を圧縮しながらフレッシュジュースが絞れる低速ジューサー。エイミさんも毎日愛用しているそうです。
・パナソニック 低速ジューサー「VITAMIN SERVER」※ここから先は外部サイトになります。
(品番:MJ-L500)
※パナソニック 低速ジューサー「VITAMIN SERVER」注意点※
・一度に大量の材料を入れないでください。詰まりやすくなります。
・材料を組み合わせてジュースを作るときは、材料を交互に少しずつ投入してください。
■作り方
(1)
にんじん1本を小口切りにします。
(2)ニンジンをジューサーにかけ、ジュースと搾りかすに分けます。
※ジューサーやミキサーがない場合は、皮むいたニンジンをおろし器ですりおろしてもOK。
(3)
ニンジンの搾りかすに調味料をすべて加えて、混ぜたらできあがり!
ここで、ジューサーでできたにんじんのジュースを小さじ2ほど加えると、甘みや香りがぐっと増します。
※ニンジンのすりおろしで調理した場合はジュースを加える必要はありません。
(4) サラダならこの味付けでOKですが、少し味を濃くすれば、お豆腐や春雨、カナッペにのせて食べても絶品。味見をしながら、お酢・サラダ油・塩・コショウをお好みで適量加え、ラペを盛り付け、イタリアンパセリを添えれば完成です。
【鶏胸肉のフレンチソース和え】
■材料(1人前)
・鶏胸肉 1枚
・サラダ油 適量
調味料(下味、ソースそれぞれに下記分量を使用)
・マスタード 大さじ1半
・ヨーグルト 大さじ1半
・レモン 適量
・砂糖 小さじ1
・塩 適量
・コショウ 適量
■作り方
(1)鶏胸肉の皮をとり、一口サイズにカットしましょう。
(2)塩コショウで下味をつけ、砂糖を小さじ1ほど入れます。砂糖を入れることによって、鶏肉はすごくやわらかくなるのだそう。
(3)さらに、マスタードを大さじ1半、甘くないヨーグルトを大さじ1半、レモンをひと絞りして混ぜ合わせていきます。5分ほど置いて、味をしみ込ませるのがポイント。
(4)サラダ油を引いたフライパンを熱し、(3)の鶏肉を焼きます。IH調理器の場合は、サラダ油を小さじ1ほど入れたら、フライパンを温める前に具材をのせましょう。IH調理器は熱くなりやすいので、ガスコンロと同じようにフライパンを温めてからのせると焦げる原因になります。
・卓上IH調理器KZ-PH33※ここから先は外部サイトになります。
(5)焼く時は動かさないのもポイント。せっかくついた焼き色がはがれてしまうので、このまま待ちましょう。肉の周りの色が変化してきて、少し焦げ目が見えたらひっくり返し時です。
(6)ソースは、先ほどと同じ。マスタード、ヨーグルト、サラダ油、砂糖、塩、コショウ、レモンを混ぜます。盛りつけに添えて、完成!
【にんじんのシェイク】
3つ目のレシピは、しっかりふたが閉まる容器を用意するだけ。
■材料(1人前)
A
ニンジンジュース 約180cc
アーモンドミルク 約50cc
卵の黄身 1つ
砂糖 小さじ1/2
カレー粉 少々
レモン汁 少々
氷 適量
B
砂糖 適量
卵白 適量
■作り方
(1)Aの材料をすべて容器に入れて、シェイクします。カレー粉をほんの少し入れることで、にんじんの泥臭さが消えます。
(2)Bの材料(残った卵白に砂糖を入れ)を泡立て、メレンゲを作りましょう。シェイクにのせるとちょっぴり本格的に!
試食タイムも「おいしい!」の連発だったエイミさん。鶏肉のフレンチソース添えは、野菜に包んで食べる演出に興味津々。「これはお家でパーティする時にぴったりですね。今日はすごく勉強になりました!」と、大満足のレッスンとなりました。みなさんもおしゃれでヘルシーなフレンチ、ぜひトライしてみてください!