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『LEON』というと「ちょい不良（ワル）オヤジ」を思い出しますが、実はこのフレーズは、もう10年も前のもの。時代とともに『LEON』も理想の男性像を少しずつ変えているんですね。前田さんによれば、男性は服装や髪形など、「それまでに築いた自分のスタイルをなかなか変えられない」ことに、年齢に合った魅力を発揮できない大きな理由があるようです。確かに、髪型がずっと変わらない男性は多い気がしますよね。

聞くところによると、実は前田さんも社会人デビューの頃はHIPHOP系のストリートファッションを貫いていたのだとか。でもある時、入社式に行く若者がスーツを腰ではいているのを見て、それがすごくカッコ悪いことだと気がついたのだそう。その後、偶然出版社社内の異動で編集部が代わり、それまで縁のなかったスーツの企画を立てることになって、本当にカッコいい大人のスーツの着こなし方を学んだそうです。

自分を“持つ”ことと、自分を“守る”ことはまったくの別もの。ちゃんと自分を持った自信のある男性だからこそ、時代のニーズに合わせて自分のスタイルもアップデートしていけるものなんですね。こうして伺うと、女性にも通じるものがあります。みなさんは自分スタイルをアップデートできていますか？　メンズビューティー、ますます興味が湧いてきます！

「男にとってのビューティーとは、『ライフスタイル』である」と教えてくれた前田さんには、“モテル男の3カ条”も伺いました。ここでおさらいです！

モテル男の3カ条
（1）TPOに合わせたスタイルを！

TPO＝きちんとしたスタイルではありません。女性と違って、ちょっとしたパーティならビジネススーツでも行けてしまう男性は、むしろ休日の服装に困りがち。でも、そのラフなスタイルこそが要なのです。たとえば今日の前田さんは、テレビという公の場ではあっても、ジェシカさんを緊張させないように、ちょっとカフスを外してみたり、ネクタイを少しゆるめたりと、ラフ感のあるスーツスタイルを意識されたのだとか。一緒にいる女性の気持ちをくんだ崩しのスタイルができるのも、魅力的な大人の男性と言えそうです。

オンエアではスーツの着こなし方のコツも教えていただきました。ポイントは「背中のライン」と「足元」です。　ジャケットを選ぶなら、背中のラインに沿った立体的なシルエットのもので、“男の背中”をエレガントに演出。またパンツの丈は、細身のパンツならノークッションに、ノーマルなパンツなら少し靴にかかるハーフクッションにするのが基本です。男性のこだわりが見えるこんなスーツの着こなしポイント、覚えておきたいですね！

（2）過去の栄光にすがらない！

ファッションや髪形もそうですが、これは日々の生活にも言えることです。特に仕事がうまくいってない時など、ついつい愚痴っぽくなりやすいもの。「男同士集まると、あの頃は良かったなぁという話になりがちですが、それは男としての魅力を半減させてしまいます！」と前田さん。ジェシカさんも「ポジティブな男性のほうが気持ちいいですよね」とうなずいていましたが、本当にその通り。女性にも言えそうですね。

（3）年齢を重ねることを楽しむ！

「昔は年をとることが怖かった」という前田さん。でも、大人になればなるほど、仕事をがんばればがんばるほど、経済的余裕もできて、趣味に費やすこともできるようになったのだとか。いわく、「好きなことを見つけると、男は輝く」！　30歳を超えてから始めた趣味もどんどん膨らんで、今では車やオートバイ、自転車、冬はテレマークスキーなど、一年中とり組んでいるのだそうです。「大人は面白い！」前田さんが言うと、説得力がありますね。

ここでスタジオでのこぼれ話も1つ。今日は新コーナー「BeauTV〜VOCE MEN'S」の撮影のため、メンズビューティーアイテムがいろいろそろっていたのですが…さすがは『LEON』編集長、「これ、デザインがいいですね〜！」と興味深々でした。確かにデザインの良さも、毎日のケアを怠らずに続けていくためには重要なポイントですよね。前田さんの目にとまったのは、「音波頭皮ブラシ（EH-HM25）」や「ボディシェーバー（ER-GK40）」、「カミソリシェーバー ラムダッシュ(ES-ST25)」、「ヒゲトリマー（ER-GB40）」など（すべてパナソニック）。おしゃれな彼にプレゼントしたら、よろこばれそうです！

オンエアはされませんでしたが、「日本の女性たちのビューティーについてどう思いますか？」の質問に対して前田さんは、「仕事柄、ヨーロッパ、イタリア、フランス、ドイツ、イギリスを中心にいろんな国を見ていますが、やっぱり日本の女性は本当に世界で一番美しいと思います」と回答されていました。それは、「日々自分と向き合って生きているから」。ジェシカさんも、「日本の女性って海外の女性に比べて、身だしなみとかセルフケアへの意識も、時間のかけ方も全然違いますからね！」と納得していましたが…そうなんですね。なんだか身が引き締まる思いでした。そんなレベルの高い日本ですから、女性も男性も自分磨きは怠れませんね！

番組最後に伺った前田さんの伝えたいコトバは、「男に誠実であれ」。その真意は――女性がいくつになってもちゃんとメイクをして、すてきな服を着て髪を整えていることに敬意を表し、男も自分が男であることをしっかり自覚して、年を重ねていってもあきらめずに「男」というものに対して誠実であれ――深い言葉ですね。今回は異色なメンズビューティー特集でしたが、女性にも勉強になることがたくさんありました。いかがでしたか？