2017年5月27日放送武市半平太 妻への手紙

尊王攘夷を掲げた政治組織「土佐勤王党」を結成した武市半平太。当時は名も無き、約190名もの若者が参加しました。ところが、藩の実権を握っていた山内容堂の思想とは相容れず、半平太は、不敬行為の罪で投獄されてしまいます。
1年半を超える獄中生活の中で、彼は妻・冨に何通もの手紙を送っています。
手紙には、牢屋の間取りや牢番の姿まで描かれています。半平太に協力的な牢番も複数人いたようです。また、多くの手紙が冨の元へ届いていることからも、半平太の脱獄が、不可能ではなかったことが分かります。しかし、彼が脱獄をすることは、ありませんでした。
最後は、切腹を命じられた半平太。
全ては、国を変えるため。
彼の国を想う信念は、勤王党の同志たちが繋いでいったのです。
訪れた場所
高知県立歴史民俗資料館
土佐の戦国武将・長宗我部氏の居城であった岡豊城跡(国史跡)にある博物館。武市半平太が妻・冨に宛てた手紙も所蔵されている。
所在地 高知県南国市岡豊町八幡1099-1
電話番号 088-862-2211
開館時間 9:00~17:00
※入館は16:30まで
休館日 年末年始(2017年12月27日~2018年1月1日)
臨時休館 2017年10月4日~10月13日 展示替のため休館
10月7日~10月9日は長宗我部展示室のみ開室
2017年11月27日~12月4日 展示替のため休館
※この他にも館内設備管理作業及び特別展の資料展示・撤去のため臨時休館することがあります。
その他 観覧料
・常設展のみの期間 大人(18才以上) 460円(団体/20名以上 360円)
・2017年度企画展 大人(18才以上) 510円(団体/20名以上 410円)
※常設展観覧料込み
※毎年5月3日は「歴民の日」として入館は無料です。但し、特別展は別途定めます。
※以下の方々は無料です。
高校生以下、高知県・高知市長寿手帳所持者、療育手帳・身体障害者手帳・障害者手帳・戦傷病者手帳・被爆者健康手帳所持者とその介護者1名は無料になります。