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フィギュアスケートグランプリファイナル −その実況の真相とは− |
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この3人のアナウンサーの共通点、何かわかりますか? そうなのです! 少し前に、同期の久冨が『実況アナウンサー特集』について書きましたが、私も彼女と同じく、最近実況の奥深さに魅せられていました。 先日、私は全日本大学駅伝の事前取材を手伝わせて頂きました。そこで、一つの実況を成り立たせる為に、いかに多くの人間が関わり、資料の準備や取材に沢山の時間、労力、そして熱意を掛けているか、という事を、身を持って実感しました。 駅伝の準備は大人数で長い期間をかけて行われましたが、他にもサッカー、野球、ゴルフ、プロレス等、様々なスポーツがある中で、私はよく実況アナウンサー達が夜遅くまで一人で資料を作っている姿を見ています。
フィギュアスケートの世界最高峰の戦いへの準備や実況方法は、他のスポーツと違うのか? そこで、フィギュアスケートの実況を7年間担当されてきた、森下アナウンサー、角澤アナウンサー、清水アナウンサーの3人に、疑問に思った3つの事をぶつけてみました! |
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−準備編− 【疑問@: 試合を見る時に、どういう点を重点的に見ているか?】 |
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さらに、角澤さんは、選手の表情を細かく見て、その表情の意味合い、喜怒哀楽を感じ取り、選手がどう感じているかを見るようにしているとおっしゃっていました。 |
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お気付きでしょうか? 実は、取材をした3人のコメント全てに「感じる事」の大切さという事が含まれていました。特に、森下アナウンサーと清水アナウンサーは、資料をノートに「書き込む」というよりも「心で感じた事を覚えておく」というニュアンスが、コメントからは伝わってきました。この特徴は、フィギュアならではだと思いました。 他のスポーツの種目と違い、「競う」と同時に、バレエやミュージカルと同じように「魅せる」事が求められるフィギュアだからこそ、「感じる事の大切さ」が試合を見る上で大事なのだ、という事を改めて感じました。 |
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−試合当日編− 【疑問A: 試合当日、試合前のルーティーン、実況の前に必ずやる事はありますか?】 |
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私も一度フィギュアの中継のお手伝いをした事があるのですが、本当に寒かったです! |
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やはりこれは人それぞれなのだな、と感じました。森下アナウンサーと角澤アナウンサーが決まった行動を取るのに対し、清水アナウンサーが決まり事を作らない、というのが印象的でした。 |
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【疑問B: フィギュアスケートの実況が、他のスポーツの種目と違う所はありますか? |
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初めは、森下アナウンサーのコメントの意味がよく理解出来ませんでした。しかし、取材を続けたところ、その意味がようやくわかり、実況の奥深さというものを実感しました。
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それを聞いてからの角澤アナウンサーの答えは、凄く理解出来るものでした。 |
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さらに、清水アナウンサーにも聞いてみたところ、 |
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とおっしゃっていました。 今回取材をした3人のアナウンサーは、いずれも言い方に少し違いがあっても、フィギュアスケートの実況について共通の事をおっしゃっている気がします。 フィギュアスケートは「競う」と同時に という事だと私は感じました。 こういう事を知った上で聞く実況も、また違うのではないでしょうか? 今週行われるフィギュアスケートGPファイナル、是非ご覧になってみて下さい! |
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フィギュアスケートGPファイナル ★女子ショートほか 12月7日(金)夜8時〜(一部地域除く) ★女子フリー・男子ショート 12月8日(土) 夜6時30分〜 ★男子フリー 12月8日(土)夜11時36分〜 ★エキシビション 12月9日(日)夜11時15分〜 |
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<このコーナーは清水俊輔と、
3年目の菅原知弘、寺川俊平、森葉子と、 2年目の斎藤康貴、青山愛 と、 1年目の宇佐美佑果、久冨慶子が担当しています。 |
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