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  Reported by 板倉朋希


熱き 想い



吉野真治アナ

一号車担当。
車に乗り込み先頭集団を
追いかけ実況します。

目の前に一つの唐揚があります。
空腹の中、それを食べるのか、食べないのか、
駅伝に出場する大学生の切実な悩みです。
学生生活の全てを「走」に捧げた、純粋な精神。
1号車の放送席から、106.8キロに及ぶ伊勢路のドラマをお伝えします。


9年連続9回目の参加、入社以来毎年担当している吉野アナの
簡潔な、それでいてその言葉が駅伝というスポーツを物語っています。

愛知県は熱田神宮西門前をスタートし、
三重県は伊勢神宮内宮宇治橋前をゴールとする、8区間106.8キロの壮大なドラマ。

そう、今週末 11月7日(日)あさ8時〜テレビ朝日系列にて
第42回全日本大学駅伝
が行われます。


早朝から深夜に及ぶ連日の取材、膨大な資料と格闘し
本番を迎える駅伝担当アナウンサーの、

選手たちに勝るとも劣らない

内に秘められた、熱き想いをここに記しました。

 

通算13回目の参加となる川島アナは我々に問いかけます。





川島淳アナ

長島温泉前・4区中間点・
渡会橋リポート担当。

ひと月何百キロ。
普通走れますか?
絶対走れません。
一年でわずか3回しかない駅伝。
一人の失敗が取り返しのつかない結果となる駅伝。
『一分一秒でも早く 仲間が繋いできた 襷を渡したい』
歯を食いしばる表情の奥に秘められた
選手の内なる声を視聴者の皆様に繋ぐのが
我々アナウンサーの務め。
アナウンサー総勢14人のチームワークにも
ご期待ください。


10月「出雲駅伝」、11月の「全日本大学駅伝」、正月「箱根駅伝」という学生三大駅伝。
学生にとって、年に3回しかない駅伝。
我々テレビ朝日のアナウンサーにとっては、年にたった一度の駅伝になります。

2年ぶりの参加となる進藤アナは、ある監督の話を引用し、こう話します。



進藤潤耶アナ

伝説のランナー瀬古さんと共に
スタート前の見所と優勝インタビューを担当。

「ブレーキが一つでもあると、勝てない。大学駅伝3冠は全てを完璧に
遂行して初めて達成されるもの。それだけ至難の業に挑む。自信が無ければ言わない」
14年ぶりに三大駅伝・出雲を制し、優勝本命に挙げられる
早稲田大学・渡辺康幸監督の言葉。
私たちも、ブレーキを起こすことなく、懸命に実況の襷を繋ぎます。


実況の襷を繋ぐ。
今回初参加、入社2年目の三上アナは、



三上大樹アナ

第6中継点実況担当

黙々と走り続ける選手たちの姿
日々、自分の限界に挑戦する選手たちの姿
駅伝へ向けて取材を続けるなかで、ひとつの疑問が湧きました。
「なぜここまで走り続けることができるのか?」

選手たちに問うと、答えはただひとつ
「母校の襷をつなぐため」

選手たちは母校の伝統と誇りが詰まった襷を胸に
自分のすべてを走りに込めます。

その思いを伝える一員として
アナウンサーが言葉で繋ぐ襷をしっかりと受け渡します。


あくなき「走」への執着に疑問を抱きながらも、納得し、そんな選手達に惹かれ、
自分のやるべき事を自覚した三上アナもまた言葉の襷をつなぎます。

大学生活は泣いても笑っても4年間。
4年連続4度目の参加、駅伝をこよなく愛する野上アナは、自分自身と重ね合わせます。



野上慎平アナ

バイクリポート担当。
バイクに乗り、選手に最も近いところから実況します。

私は今アナウンサー4年生です。
1年目、無我夢中で臨んだ取材。
あの時1年生だった選手たちが、今年、ラストイヤーを迎えます。
「最上級生として後輩に背中で示したい。」
「なによりチームのために全力を尽くしたい。」
控えめだったあの時の声は、4年という時を経て、
チームにとって、なくてはならない声に変わっていました。
選手たちにとっての、一生のような一瞬が始まります。
私も、私の4年間をかけて、全力で伝える覚悟です。


きっと、最上級生と同じだけの、野上アナの4年間がバイクリポートには詰まっています。

そして
野上アナが4年生なら、ここにアナウンサー1年生がいます。
入社1年目新人寺川アナです。



寺川俊平アナ

サブ担当。

今回の駅伝で初めて陸上競技に携わる私寺川は
センターのサブアナウンサーを勤めます。
入社1年目、
一番下っ端の私は本番に向けて毎日資料作りに余念がありません。
サブアナウンサーは表に出て仕事をすることはありませんが、
その思いを 資料に込め、
そして実況のアシスタントとして決死の覚悟で中継を支えていく次第です!
いつか、自分が実況することを想定しながら、
学生たちの闘志を肌で感じてサブアナ業に徹してきます!


寺川アナもまた、
将来、アナウンス部駅伝担当チームになくてはならない存在になるのでしょうか。

 

一番大変で過酷なのは選手たちです。
ですが、
仲間の想いを宿すという襷、
その襷にこめられた想いを伝えるために我々アナウンサーも必死です。
だからこそ、それぞれの思い入れもこれだけ強くなります。

 

最後に、
駅伝担当、12年連続通算15回目の参加を誇る角澤アナはこう話してくれました。



角澤照治アナ

センター担当。
スタジオからレースの全体像を伝え、
各実況をつなぎます。

入社した1993年から、この駅伝中継には何度も関わらせていただきましたが、
毎年取材をする度に、こちらが教えられることばかりです。
『みんなで力を合わせること』『助けあうこと』、
シンプルで、でも日常の中で、時々忘れがちな、とっても大切なことが、
この一本のタスキのドラマには詰まっていると、私は思っています。
今年で早いもので、センターを担当させていただいて10年目になりました。
レースの行方もさることながら、駅伝に携わる(監督、コーチ、出場選手、控えのメンバー、挙げたらキリがありませんが)そんな方々の思いを少しでも感じていただけるよう頑張ります!



取材風景後ろ姿


第42回全日本大学駅伝
11月7日(日)あさ8時〜テレビ朝日系列

それぞれの熱き想い、是非、ごらんください!!

 

このコーナーのバックナンバーはこちらから
 
<このコーナーは清水俊輔と、2年目の板倉朋希三上大樹宇賀なつみ加藤真輝子
1年目の菅原知弘寺川俊平森葉子が担当しています。>
 
    
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