Vol.27「400m自由形イアン・ソープ世界新記録・記者会見
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22 AM22:02 Reported By 宮嶋泰子
待ってました!イアン登場
特別実況の古舘伊知郎氏と元1500m
日本記録保持者の
テレビ朝日社員塚崎修治
速い!
強い!
レース直後のイアン
金メダル2個に世界新
解説の東島さんと森下アナウンサー
ソープのための大会の予感!

競泳初日から軽々と世界新記録を出してしまった怪物、イアン・ソープ。
場内はどこまで盛り上がるのか、それはまるでコンサート会場のようなノリ。

その30分後、100×4リレーにも出場してオーストラリアに金メダルをもたらし、この大会が彼のためのものであることを証明。

それではそのソープの心の内を少しでも知るために、レース後の記者会見の模様を全部お伝えしましょう。

と言っても、実はソープが登場するまでにさまざまな人が登場したのです。

メディアディレクターが登場し、イアンが、ドーピングコントロールの後、マッサージを受け、その後インタビュールームにやってくる予定であることを報告。
「イアン・ソープは、400メートルの後に100メートルを泳いで大変疲れていると言っている。」(イアンがきたのは、45分ほどあと。)

400mでタッチをした直後、電光掲示板を見て、振り返ってにたっと笑った。それは自分ではもっと速く泳げたと思っていたから。
世界新記録を出したが、本当はもっとはやく泳げると思っていた。まだ改善をする余地があり、速く泳げることができると思う。

日本でこれほど応援してもらえたのは思っても見なかったことだ。オーストラリアでは応援してもらうのは良くあることだが、外国でこれほど声援を受けるとは考えもしなかったことだ。驚いている。

同じく国のマイケルクリム選手の足首については、本当に残念だが、彼が泳ぐことができたのはとてもうれしいことだ。

フォーフェンバンドの記録も見ながら、彼と対戦するのをとても楽しみにしている。

今日は400を泳いでその後100を泳いだわけだが、正直ほっとしている。しかし、明日は800mがあるので気持ちを切り替えて臨まなければならない。

これまではリレーでは米国が優勢だったが、今回はオーストラリアが優勝した。これは大きな自信になる。しかし、これからはこれをキープしていかなければならない。

今回リレーでアンカーを務めたわけだが、自分の準備状況を考えれば、アンカーを務めるのはこれが最後ではないだろう。

自分自身の世界新記録とオーストラリアのリレーの優勝を比較することはできない。
私は目標を決めてこれに到達することを心情にしているが、リレーではチームが力を合わせ、優勝を手にすることができて心理的にも力になった。
どちらも自分にとっては意味のあることだ。

(イアンのインタビューの前に、リレーチーム、マイケル・クリムの会見があった。)

リレーでメダルを取れたのをとてもうれしく思っています。大会の最初でいいスタートです。
前回アメリカからメダルを強奪してらい、何とかこれを守ろうと思っていたので、本当にうれしい。

シドニーのときもスタートは良かったが、その後尻すぼみになってしまった。
シドニーでできなかったことを今回はやろうというのが、選手たちの中で話し合われたこと、それは力を終盤までキープアップしていくこと。

泳いでいるときも痛くて、今も痛い。でも私は足首の痛みを言い訳にせずに力いっぱい泳ぎたい。
2週間前の段階では正直これで世界水泳に出場できないと思ったほどだ。
イアンソープが4人で泳げてよかったねと声をかけてくれたが、本当にうれしい。世界選手権でのリレーは特別な意味がある。

今日はアメリカチームに勝ったわけだが、これは心理的に彼らに影響を与えると思う。
私自身にとっても、心理的に大きな自信になり、チームにとっても大きな力になると思う。

シドニー五輪では米国が2日目から盛り返してきたが、今回はこのリレーで失格となってしまった。
これは米国にとって精神的打撃になるだろう。

イアンが世界新記録で優勝したわけだが、ここ3年ほど急成長している。楽しみだ。

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