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-6月○日-
■8:45 〜出社〜「おはようございます!」
出社早々、アナウンス部に届けられた一般紙、スポーツ紙の整理整頓を行います。
今朝の朝刊を机の上に並べ、昨日までの新聞をスクラップします。
新聞整理は新人の最初のお仕事。記事に目を通しながら、だいたい20分くらいかけて行います。整理にかかる時間も、日を追うごとに短縮されていきます。
新聞を読む速さも、同時にここで磨かれる訳ですネ。
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発声発音練習 |
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■9:00
〜スタジオにて発声練習〜
「あ、え、い、う、え、お、あ、お」
新聞整理が終わると、空いているスタジオに直行!
朝食をしっかり摂っていないと、お腹から声が出ません。
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三人揃って「あ〜!!!」 |
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実は私、去年の今ごろは食生活が乱れに乱れておりました。極度の低血圧(上が80以下!)で食欲がなく、口にするのはスターバックスの甘〜いフラペチーノばかり。
後になって宮嶋さんに「あなた!そんな食生活で良いと思ってるの!?技術以前の問題よっ!!」と怒られるまで、コトの重要性に気づかなかった自分が恥ずかしい限りです。
当時の私の写真を見ても、顔色が極端に悪い!フラッシュを焚いていたはずなのに…。 |
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■9:30〜11:30
〜1時間目〈発音・発声〉〜
アナウンス教本を元に、スタジオで発声・滑舌練習を行います。
腹式呼吸の練習を行う時は、床に寝転がり、お腹の上にアクセント辞典(アナウンサーの基本!)を置いて、お腹から声が出ているかどうか確かめます。 |
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松尾、入念にストレッチ!! |
吉野「うぉー!」 |
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清水、「ちゃんとお腹からでてるかな?」 |
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実は私達去年のひよこは研修で全く同じことをやった時、大変なことをしでかしました。
その時の講師は吉澤さん。
「ハイ、大〜きく息を吸って〜」「スゥ〜…」
「はいて〜」「ハァ〜…」
「吸って〜」「もっともっと吸って〜!!」「スゥ〜〜……」
「はいて〜」「はい、じゃあ、それをしばらく繰り返し続けて」
「スゥ〜…ハァ〜…スゥ〜……ハァ〜…」
「ハイ、やめて〜。」
「安西」
「はい!」
「まだ胸がふくらんでるぞ。全ての息をお腹に吸い込むんだ!」「はい!!」
「村上」
「はい!」
「ちょっとウトウトしてただろ〜(笑)」「すみません!!!」
「河野」
「はい!」
「熟睡しすぎ。」「……!」
優しい吉澤さんは「まぁ、睡眠時は自然と複式呼吸になるから、ある意味
出来てるってことだな。」と苦笑い。ああ…、そんな苦い思い出が。 |
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■12:30〜17:30
〜2・3時間目〈実況練習・東京六大学野球〉〜
午前中の講義が終わると、会社から神宮球場に直行。球場で慌しく昼食を摂ります。
その後、スタンドに座って、講師の森下さんに各自の実況を聞いてもらいます。
「実況」と言っても、ひよこたちはまだまだボールの動きを追うのも精一杯の様子。
「ピッチャー第○球を投げました!おっと、デッドボールです」
「“デドボール”だよ」
「ランナーは二塁に走りました!」
「“進みました”ね!」
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神宮球場にて |
実況には、野球の知識はもちろん、鋭い観察力と表現力が必要とされます。
彼らの球場通いは、夏の甲子園大会まで続きます。
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