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11/15 Vol.17
本音トーク3
「今、そしてこれから」

   Reported by 川瀬眞由美



安西陽太

研修中は自分に対して必死だったんだけど、今は放送で出るものにたいして責任があって必死。その意味では、やっとここまで来られたか…っていう気もする。
2人は、番組見た人からの反応とかある?



河野明子

友だちに「どうだった?」って聞くと、「いつもの河野と全然違う。硬いし緊張してる」って言われる。でも親だけは親バカなんで「あら、自然だったわよ。今日はあんまりトチらなかったじゃない」って。「えー?どこがどう自然だったのよ?!」って思うんですよ(笑)。
でも、良い所を見つけてくれる意見もないとやっていけないから(爆笑)心のよりどころにさせてもらってる。(笑)



村上祐子

自分の番組の録画を見ていてCMに入ると「あ、あ、これホントに番組だー。放送されてるんだー。生放送だったんだー!」って、その時になって気がつくというか…。
スタジオにいる時は、忘れてる…というかまだ実感がないのよね。
私の場合、周りの人からは「そのままだよね。もう少し変わるかと思ったんだけど」って言われる。あれー?少しは変わらなきゃダメかも…って思う。



安西陽太

でも、2人とも普段と服装も違うし画面で見ると、だーいぶ印象が違うよ。

アナウンス部での歓迎会の図



河野明子

え?どう違うの?やだなあ!そんなに力込めて!



村上祐子

服装だけ?ねぇどっちに“だーいぶ”違うのよ?!



安西陽太

い・いや…あの…いい意味だよ。もちろん。いや、あの、いつも良いんだけど…(笑)普段よりも映えて見えるというか「あーアナウンサーだー」って思う。
ホントに、同期が出ているというよりも「女子アナだーっ!」っていう目で見てる。
やるなぁすごいなぁって、ちょっと見直しちゃったりするよ。本当に。



河野明子
 

村上祐子

ホントかな〜(笑)?



村上祐子

でもテレビを通して何かを伝えるアナウンサーになったのだから、もっと色々な力をつけて、発揮できるようにならないといけないよね。
一人の視聴者として見ていたテレビは、すごく身近なものだったのだけど、いざ自分が箱の中に入ってみると…。



河野明子

箱には入ってないって(笑)!



村上祐子

(笑)…入ってないけど…内側から見ると画面って分厚くて向こうが見えない。しかも画面の厚さに負けてしまって、まだ自分をまっすぐに伝えられない。
その難しさを痛感してるけど、いつかはその分厚さを打ち破りたいな。



河野明子

まだ何もできないけど、野望みたいなものは膨らんでるのね。例えばスポーツで、私が取材して実況してそれを選手本人が後で見た時に「そうなのそうなの!分ってくれたんだ」って納得して喜んでくれるような企画を作れるようになりたい。



安西陽太

僕は…自然にしゃべれるようになりたい。見ている人にとって、近くにいるような存在。
テレビを見ていることを忘れてしまうような、すぐそばにいるようなしゃべりができれば…。
何かを伝えるためには、それがとっても大事なことだと思うし、そんなアナウンサーになりたいと思う。

ヒヨコ改め新人アナウンサー達の本音トーク、いかがでしたでしょうか?
私自身彼らに対して親バカな所はありますが、およそ1時間の会話を聞きながら「あぁヒヨコ達も一人前のアナウンサーになってきたんだなぁ…」としみじみさせられました。

もちろんアナウンサーとしての技量も知識もまだまだです。これからクリアしなければならないたくさんの課題は、おそらく彼らの想像を上回る大きなものです。
でも日本中・世界中のアナウンサーや喋り手達は、みんな今の彼らの気持ちと同じ所から仕事を始めてきたんです。

そしてキャリアに関係なく、その気持ちを持ちつづけていられる人だけが、テレビやラジオの前にいる人に語り掛けることができるのだと思います。
私達アナウンサーは、毎年やってくるヒヨコたちの、不器用だけど一生懸命な姿に忘れかけてしまったものを思い出させられているのです。

自分の翼ではばたき始めた、3人の新人アナウンサーをどうぞ末永く温かい目で見守って下さい。

では、次回『3羽のひよこ』最終回。
(元)ヒヨコ達からのメッセージにご期待下さい!


 

 
 
    
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