暑中お見舞い申し上げます。夏真っ盛り、高校野球の季節です。
ヒヨコ達は、神宮球場で東京都大会の取材と実況練習に汗を流してきました。
各校選手の資料を集め、新聞を切り抜き、炎天下のスタンドを駆け回る日々。
日焼けした表情に、ちょっとだけ たくましさも出てきたような…。
とはいえ、練習では迷実況続出です。
「打ったー!大きい!これは入るか?入るか?…スタンドに入った―!ホームランです!
○○選手ホームランです!
…あれ?…バッターが戻ってきました…なぜでしょう???…本来ならば1周してホームベースを踏むところなんですが…。どうしたのでしょうか??バッターが戻ってきます。」
(「ファールだよ」とアドバイスする先輩のささやき声)
「あー ファールでした…」
指導している先輩達も爆笑すること度々ですが、実は誰もが通ってきた道。
目がプレーを捉え、脳が適切な表現を選び出し、歯切れの良い言葉が出る…
この一連の作業が瞬時に直結されるには、長い長いたゆまぬ練習が必要なのです。
そして、ヒヨコ達のデビューとなるのが、実況中に挟み込まれるスタンド・リポート。
選手達に声援を送る家族や学校関係者から、エピソードを聞き出し、スタンドの熱気を伝えるリポートを1分ほどでまとめなければなりません。
7月31日に放送された東・東京の決勝では、3人そろってリポートデビュー!
拙いながらも なんとか無事に乗り切ってきました。(ホッ…)
でも 更なる試練が待ち受けているのです。
ヒヨコたちは、新人恒例の『アルプスリポート』のため甲子園へ向かいます。
送り出す私達もちょっとドキドキ。
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甲子園はヒヨコ達にとっても晴れの舞台。
暑く思い出に残る夏は、まだこれからです。
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