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★就職試験の対策は?

野村)アナウンサーの試験を受けるのに、何か特別なことはした?



佐々木)特別なものはないですが、新聞は毎日欠かさず読んでいました。



矢島)読んでなかった…(笑)でも、意図的にテレビを見る時間を増やしました。


佐々木)それはある、確かに。



矢島)私、テレビは好きじゃないって言いましたが、その理由を探ろうと思いました。それに、試験を受けるのに見ないとまずいと思ったのもあります(笑)


中村)自分の興味なかった分野も、この時期から見るようなりました。
僕はスポーツ一辺倒で、バラエティなど全然見ていなかったんですが、これから就職活動という時に、バラエティの話もできないようだと、面接で困るなと思い、いろんな分野も分け隔てなく好き嫌いなく見るようにしていました。

久保田)私はもともとテレビが大好きで。



佐々木)僕も小さい頃からよくテレビは見ていたなぁ。3人兄弟なのでチャンネル争いはかなり激しいものがありましたよ(笑)。バラエティとスポーツが多かったですね。だから就職活動の前は、意識してニュースステーションなどの報道番組を見るようにしていました。

久保田)新聞を読むのが苦手な人は、テレビを見ておくのはプラスになるかも。


佐々木)テレビ局を受けるなら、やっぱりテレビを見なくちゃね.



矢島)そう思います。



野村)その他にある?



中村)僕は面接の練習をしました。



久保田)えー!すごいね。



中村)僕は、周りからはアナウンサーには向いていない、と言われていたんです。喋るのも上手じゃないし、緊張するし、人見知りもするし…。だからこそ、対策を立てなくちゃと思い、セミナーに通って試験前に集中的に面接の練習をしました。

一同)へぇーー。

中村)そうすることで、だいぶ話し方も落ち着いてきて、人前で話す度胸もつきましたよ。


野村)試験を受けるにあたって、周りからアドバイスをもらった?



佐々木)僕は兄貴がアナウンサーなんで、



一同)本当!?

佐々木)そうなんですよ。東北放送でアナウンサーをしているんです。幼少期から同じ学校で、ずっと比べられてきたので、兄貴に、俺はアナウンサーだけにはならないぞ、と言っていたんですが(笑)。
でも、やっぱりアドバイスをいろいろ受けました。身近にそういう人がいたのは大きかったですね。


矢島)そうなんですね〜



佐々木)ま、特別な例ですからね、僕の場合。身近にそういう仕事をしている人とめぐり合えたら、最大限利用したらいいですよね。


野村)どんなことを教えてもらったの?



佐々木)兄弟なので、基本的にダメ出しばっかりなんですよ(笑)
「恥を捨てろ」と言われました。何を面接で言われても、内容云々よりもやれるかどうかなんだから、恥を捨ててやってみろ、と。やらないで後悔するよりやって後悔する方がいいからと。僕はどんどん行きました。

久保田)私の場合、親や姉に“今の自分ってどう?”と聞いてみました。あと日記を書いたり、OB訪問を沢山したりすることによって、自分のことに気付いていきました。

矢島)女子アナウンサーを受ける人はみんな華麗な人が多くて、



久保田)分かる、分かる!



矢島)みんな“白いバラ”背負ってる、みたいな方が多くて(笑)



佐々木)ベルバラの人たちだね。



矢島)そうそう。ベルバラの世界をセミナーの段階で見て、かなりびっくりしちゃったんですよね。だから、試験までに敢えて気をつけたことと言えば、自分自身を出すことを怖がらない努力をしていました。他の人にならないような努力、というか。

野村)どういうこと?



矢島)つい、周りに流されて、白いスーツ買ってみようかな…みたいな(笑)


野村)買った?



矢島)買いませんでしたね。買ったら負けだと思って。自分を一番よく見せるには、それが相応しいのかと考えたら違ったので。他の人に流されないために、気を張って頑張っていたと思うんです。周りの人がやっていたら絶対にやらない。

野村)それはそれで、勇気がいるでしょう?



矢島)本当はすごく怖かったですね。みんなと違って浮いたとしたら、マイナスになるかもしれないと不安だったんですけど、実際は不安なのに、自信満々で私はやっているんですっていう顔をするのが、また辛かったです。

久保田)すでに矢島ワールドってあるもんね。



中村)ある。自分が出せているんだと思います。
 
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  「聞きたい!」は、タイトル通り、「聞いてみたい!」をキーワードに、アナウンサー達の意外な趣味や、オフの過ごし方、はたまた、若手アナウンサーから、ベテランアナウンサーに、アナウンサーとしての記憶に残るあの瞬間を聞いてみるなど、様々な「聞きたい!」をご紹介していく予定です!
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