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藤井暁
「2人はアナウンサーを志すにあたって、どんな準備をしたの?」
松尾由美子
「準備ですか、私は本当にアスクに通っていたのが私の準備だったと思います。やっぱり一緒に頑張っている人たちがいるのが心強いし、情報も共有できますし、現役アナウンサーが講師としてきてくださるということで、アナウンサーと
いうものがどういうものなのかが肌で感じられますし・・・」
石橋幸冶
「なんだかアスクの宣伝ばかりみたいだね(笑)」
松尾由美子
「はあ(笑)。私、実はどうしてもアナウンサーにというわけじゃなかったんです。
でも正しい日本語をしゃべれるようになれば、日本語というのは死ぬまで使う言葉ですよね、だから絶対に人生に役に立つと思っていたんです。大学のサークルの関係でいろんな集会にどんどん顔を出して、自分の考えていることを
どうしたら人に伝えられるかっていう練習もしていました。」
石橋幸冶
「へ〜、凄いんだ」
松尾由美子
「いえいえ、そんな驚かれるような内容じゃないんですよ。それとやっぱり時事問題集ですよね。こういうのも、
たぶん心のよりどころなんですよ。どこか、私はこれだけやったんだから大丈夫っていう自信のためにですかね。」
野村真季
「うわ〜、凄い!勉強してるわ〜!」
「凄いね〜、勉強している〜!」
松尾由美子
「おまじないですね」
藤井暁
「でも凄いね〜・・・。じゃあ1998年度の日本の国債と公債の累積総額は?」
松尾由美子
「・・・。ですからおまじないですよね(笑)。」
野村真季
「私の場合は逆にアナウンススクールに全く通ってなかったので、大学時代にひたすら考えていたのは、しゃべりの
技術ではなくて、“人間力”を鍛えればなんとかなるのではということなんですが・・・大雑把な考えなんですけれどね。」
藤井暁
「“人間力”?真季らしい表現だね。それはやっぱりどうしてもアナウンサーになりたいっていう目標があって?」
野村真季
「いえ、アナウンサーという大きな目標はなくて、漠然とマスコミとか、伝える仕事とか、そんな感じでしか考られなかったんですけれど、『たとえマスコミがダメで一般企業に行くことがあっても、自分のパワーが高まっていれば必ず拾ってくれる人はいるんじゃないかな』と考えたんですよ。アナウンサーの勉強というよりは、本を読んだりとか人に会って話を聞いたりとか、自己分析をしたりですとか、そういうことに時間を割いていたような気がします。」
藤井暁
「(野村)真季も松尾も、やっぱりよく似たようなこと考えていたんだね。」

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