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トップ > 聞きたい!トップ > アナウンサーの面接で、面接官は何を見ているの?
 

松尾由美子
「実は私、自己PRを暗記していこうとしてました」
藤井暁
「確かに自己PRも立て板に水で、練りに練った文章をそのまま丸暗記しましたって人が結構いますよね。」
石橋幸冶
「もう圧倒的に多いから、聞いてる方に伝わってこない。ああまた始まったっていうだけですね。
たまに接続詞なんかでつまると天井を見上げて必死に思い出そうとする・・・」
野村真季
「もう今の石橋さんと(藤井)暁さんのお話の感じだと、あっ、それアウトって感じがしたよね、松尾(笑)」
松尾由美子
「危なかったですね(笑)」
石橋幸冶
「でも歴代合格した人を見ても、徳永さんは大学時代に何百人もいる女子寮の寮長やってましたっていう自己PRでず〜っと最後まで押し通してきたし、村上さんは高校時代に門限が7時で、言葉遣いも『〜さま』づけの学生寮で育ちましたっていうのでずっとやってきたし。もちろん彼女たちは丸暗記じゃないし、それで実際に通ってきているんだからわかんないけどね。
河野さんなんかは最後のカメラテストのときに、今置かれている自分の厳しいアナウンサー試験を通しての体験談から入ってきたんで、これはすごいなって思いましたね」
松尾由美子
「すご〜い」
石橋幸冶
「たいした自己PRだったなって今でも思ってるけど。」
野村真季
「(藤井)暁さんの時代は?時代はっていう話になっちゃうんですけど(笑)」
藤井暁
「え〜っと丁度20年前になるんだけれど、僕は、テレビ朝日のアナウンサー試験の受験番号1番で通ったっていう、ただそれだけ」
野村真季
「え〜っ!受験番号1番っていうのは?」
藤井暁
「僕らの時代は直接テレビ朝日に申し込みに行ったのね、会社訪問の予約を取るためにね。
受付が10時からってところに9時30分に行ったら、前に人がいっぱい並んでいて、ああ1番じゃなかったんだなって思ってたら、前に並んでた人はほとんど一般職や技術職希望の人で、アナウンサー職の人は僕の前に何人かいたんだけど、たまたま10月1日の朝10時の一番最初の面接を予約する人がいなくて。
それでたまたま受験番号は1番になってしまった。
そういう意味では会社側に熱意は伝わったのかなって気はするんですけど。」
松尾由美子
「石橋さんも、なんだか早かったってうかがいましたけど」
石橋幸冶
「3番でしたね(笑)」
野村真季
「え〜っ!やっぱり受験番号って関係あるんですかね?」
藤井暁
「いやぁ〜、僕の同期の田畑(アナウンサー)は200人いたなかで200番に限りなく近い190何番でしたね」
松尾由美子
「え〜、最初と最後なんですか」
石橋幸冶
「その当時は試験受けるじゃないですか、そうすると夕方くらいに見に来いって言うのよ、大学の結果発表みたいに番号が掲示板に貼ってあるんだよ。それで『あったあった』みたいな制度だったんだよ。」
野村真季 松尾由美子
「え〜!?」
野村真季
「じゃあ今みたいに、電話でとか後日郵送でみたいな形はとられていなかったんですね」
石橋幸冶
「電話で連絡というのをやってくっれたのは、たぶんカメラテストくらいからでしたね。
二次面接までは自分で見に来いって・・・」
藤井暁
「じゃじゃ〜ん!これがその頃の石橋さんの写真だよ」
若いころ
野村真季 松尾由美子
「え〜!・・・(絶句)」
野村真季
「全然違いません?」
うわ〜!ぜんぜん違いますね
松尾由美子
「なんだか、かわいい(笑)」
石橋幸冶
「これは受験用じゃなくて入社した直後に広報用に撮ってもらった写真だけどね」
松尾由美子
「初々しい!(笑)」
石橋幸冶
「この前、ある人にこの写真を見せたら、やっぱりテレビ局は人間を汚すのねと言われました(笑)」
一同爆笑!!

ちょっと脱線気味になってしまいました。すいません。次回(来週公開)は「面接で気をつけることは」から紹介します。
受験生の皆さんは本番直前ですね。ご期待ください。

>>次のページは「面接会場での心構え」です。
    
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