取材・文:中村裕一
編集:辻義就
ゲスト:国吉伸洋 中山貴雄 萩野志保子

今回のインタビューは前編・後編のお得な2本仕立てです。

インタビューのゲストは国吉伸洋アナと中山貴雄アナ、実況研修を終えたばかりの萩野志保子アナを迎え、「プロ野球討論」マンスリーインタビューを行いました。

<萩野アナの“実況”へのこだわり>

萩野

私が実況を希望していることがみなさん意外だと思うかもしれないですけど、アナウンサーは技術職だと思った時に、では自分には何かあるのかと、ふと思ったんです。すでに「女子アナ」という名称はアナウンサーとは違うものとも思いますし、みなさんが“実況”という他の人には出来ない技術を活かしている姿を見ていると…。

国吉

でもバラエティーの司会やニュースの原稿を読むのもプロフェッショナルの技術だと思うよ。

萩野

もちろんです。でもアナウンサーとして“実況”というものは私にとって羨望の的だったんです。

国吉

俺なんかバラエティーの司会出来る人は羨望の的だけど(笑)。

中山

僕もそうですよ(笑)。

萩野

そう思います。でも私はその技術を応用したいというのではなくて、本気なんですよ。
本気でスポーツアナウンサーとして徹底した技術を身につけたいんですけど、それでもまだ出来ないと思いますか?

国吉

いいや、でも巨大な壁が立ちはだかっているというのは確かだよね。すごい決心だと思うよ。

中山

一大決心だよね。

萩野

でも私にもその壁をコツコツ叩く権利くらいはありますよね(笑)。

国吉

ああ、でもまだそこまでも行ってないからさ。壁に当たるまでも。

萩野

ええ、私なんか入り口も入り口ですから。まだアナウンサーとして何かしゃべれるレベルでもないと思ってます。

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