Q&A

  1. top
  2. Q&A
  3. バックナンバー

05/22 『若葉萌える5月におくるクエスチョン☆あれは「若」気の至りだったなぁ…と思うことは?』

ここのところ一気に暖かくなりましたね!
蒸し暑さを感じる日もあるくらいですが、
一年で一番、心地よく過ごせる時期ですよね。
バーベキューなど、アウトドアイベントを
楽しんでいる方も多いのでは??

そんな気分を盛り上げてくれるのは、
つややかで鮮やかな木々の緑!
六本木の会社の窓から街を見下ろすと、ざわざわと音を立てながら、爽やかに木々が揺れて、まるで春を楽しみながらダンスをしているよう♪5月。若葉、萌ゆるころ…。ということで、今月のクエスチョンは!!

『あれは「若」気の至りだったなぁ…と思うことは?』

ムリヤリ感には目を瞑っていただきまして、
こんな季節にかこつけて、
アナウンサーたちの恥ずかしい過去を、
ちょっと暴露していただこうじゃありませんか!

まずはこの方。
宇佐美佑果アナウンサー!
宇佐美アナの「若気の至り」とは…!?

私は高校3年生の冬、友達と高校最後の思い出を残す為に、
あえて寒い冬の季節に「制服で海に行こう!」と約束をしました。
私の高校は湘南にあった為、江の島海岸まで電車で30分ほどの距離にありました。
高校時代の思い出深い場所となった江の島に、最後お礼を言いに行くという意味でも、
大学生になったら着られなくなる制服で行きたかったのです。

テスト期間が終わり、冬休みに入るまで残り1週間。
この時期はTOEFLを受けたり、ゲストが講演に来て下さったりと、
様々なイベントがあるので、午前中だけで授業が終わる日がありました。
そんなある日、部活も休みだったので、ついに友達と作戦決行。
冬の江の島は肌が凍る程寒いと知りながらも、若さで寒さを乗り切ろう!という事で、
制服でいざ江の島へ。
行きの電車で友達と「何しようかぁ」とワクワクしながら色々な話をしていました。
そしてついに到着。まずは海岸へ直行。
叫びたくなるような冷たい北風が吹く中、海岸を歩き、
そして海岸近くの石の段の上に座りました。
夏になると江の島の花火をよく観に行っていたのですが、
その時によくこの石の段の上に座っていました。
そこからの景色はこんな感じです。

しばらく友達と高校の思い出話をした後、江の島神社に行く事にしました。
実はこの神社に行くのが初めてだったのですが、直ぐに行けると思いきや
神社が山の上にあり、結構上り坂が多く、長い道のりでした。
その時は大分疲れましたが、今となっては貴重な思い出です。

神社の後は小腹が空いたので、
いつも江の島に行った際に立ち寄っていたファーストフード店へ。
江の島水族館にも行こうと思ったのですが、
さすがに暗くなってきて耐えられない寒さになりつつあったので、
また今度行こうね♪という事で、江の島のプチ旅は終わりました。
あれ以来その友達とは江の島に行っていないので、
今度誘って久しぶりに行ってみたいと思います☆

左:海で一枚パシャリ。笑顔ですが、寒そうな表情です(笑)
右:当時一緒に行ったお友達と☆パイの実にはまっていました!


制服を着たままちょっと遠出。
それだけで特別な気分になるよね。
寒さの厳しい冬の江の島に制服で飛び出していく無鉄砲さ、
まさにあの時だからできたこと、ですね!

私も制服が大好きで、
(私服選びが面倒だっただけという説もありますが)
高校生まではどこに行くにも制服でした。
午前中で学校が終わった日、
思い立ってディズニーランドによく行ったなぁ~。
制服のまま。懐かしいです。

続きましてー!
この方の場合は、海を越えた「若気の至り」です!
矢島悠子アナウンサー!

若気の至りというべきなのかはわかりませんが・・・
わたしの人生の中で
間違いなく大きな転機になった「無茶」が
ひとつだけあります。

大学生の時、ハタチになった記念に
何か変わってみたかったんですよね。

それで、「1,2,3」とか名前も言えないのに
中国に短期留学したんです。
言えたのは、発音のめちゃくちゃなニーハオくらい(笑)

生まれてはじめていった海外で
しかも1ヶ月ほどの滞在・・・。
無茶ですよね。

お湯が出ない、ご飯が食べたい、
でも全然伝えられない。

必死に覚えていくんですね。
生きるために言葉が必要なんだって初めて思いました。
そうやって覚えた言葉は忘れることもありません。

伝えたい!なのに言葉がわからない!
こんなにも伝えたいのに、という
強い言葉に対する欲求は
その後アナウンサー試験を受けるわたしに
大きな影響を及ぼしました。

アナウンサーは海外暮らしが長い人も多いので
こんな話は笑われてしまうと思うのですが・・・

言葉も通じない、とてつもなく大きな大陸の上で
ハタチになったばかりのヤジマは
それはもう変わらざるを得ませんでした。

その分、信じられないほど多くの収穫があって
戻ってきたのもまた事実。
感性を磨き、言葉を少しだけ覚えて
たくさんの笑顔を心に焼き付けての帰国となりました。

しかし今思えば、無茶・・・したものです(笑)


初の海外で、1か月の滞在!
かなり思い切った行動ですね!!
でも、間違いなく、矢島さんの一つの「原点」になった「無茶」、なんですね。
矢島さんの言葉の強さ、語彙の豊富さに、伝えることへの貪欲さ。
どれもこれも、ハタチの矢島さんの挑戦に起因しているのかなぁと感じます。

私も同じように二十歳のころ、
当時第二外国語として勉強していたスペイン語をどこかで使いたくて、
一念発起でスペインに短期留学したんです!

留学先のサラマンカ大学はヨーロッパ最古の大学ということで
世界各国から学生が集まっていました。
イタリア、フランス、アメリカ、ロシア、韓国、台湾…。
文化や価値観の違いを超えて言葉を交わす経験から、
「伝える」ことの楽しさを覚えたんですよね。
あれも思えば、矢島さんと同じように、
今の私の原点だなぁ。

日本の外にいるからこそ思い切れる、
新しい自分に挑める、ってところ、
ありますよね。
この方の「若気の至り」も、舞台は海外。
でも…矢島アナとはちょっと毛色の違う経験をしていますっ。
上宮菜々子アナウンサー!

今振り返ると大学時代、色々とやらかしている気がします。

例えば、大学の講義に寝坊してしまって
パジャマ姿にロングのダウンコートを羽織っただけで出席してしまったり、、、
さすがに電車には乗ってませんよ!
自転車通学だったので、勢いでそんなことをしてしまいました(><)

実は、大学4年生の時のスペイン・ポルトガル横断の旅も
かなり若気の至りなエピソードが多いです。
卒論を書くための資料集め、という大義名分のもと、
2か月に渡ってスペイン・ポルトガルに滞在しました。

この旅はホテルをどこも抑えずに
とりあえず格安チケットで向かいました。
今考えると恐ろしいです。。。
スペインは決して治安の良い国ではないですから
女性でこういう旅を計画することはとても無謀。
でも当時は自由な気がして、一生の思い出になっています。

この旅の中で「“特に”若気の至り」エピソードというと、
スペイン・ポルトガル国境事件、です。

スペインからポルトガルに入るときは
バスなどで簡単に入国することができます!
私もこの時は高速バスで入国することにしました。

ただ、予想以上の渋滞などで時間がかかり、
スペインからポルトガルに入ったのが深夜に。
目的の町まで直通で向かう列車の最終電車も出た後で、
まさかの野宿!?と思ったら、
乗り継ぎをして、遠回りをすれば行けることがわかったんです!
午前2時までかかって
やっと真っ暗闇な港町に到着しました。

列車の中にもほとんど女性はおらず、
ましてや外国人は皆無。
到着するだけでもかなり冷や汗をかきましたが、
ホテルを何も取らずに旅をしている私は
そこからさらにホテルを見つけなきゃいけなかったんです。

夕飯も食べられず、
暗い石畳の坂道を何度も何度も上り下り。
やっとたどり着いたベッドの感触は今でも覚えています。
それはもう、朝日が昇り始めた頃でした。


おぉぉぉぉ………!!
読んでいるだけでも冷や汗をかきます(笑)。
「スペイン・ポルトガル国境事件」との命名に納得。
たしかに事件です。
ホテルも取らず、真夜中に異国の見知らぬ土地にいるなんて、
なかなか恐ろしい状況ですが、
ほんとうにご無事でよかった!!
今ではこれはできないですよね。これぞ、若気の至り。

そんな「若気の至り」エピソードを皆さんから聞いていると、
思い切ったこと、最近したかなぁ~と
自問してしまいます。

気持ちさえ若くフレッシュであれば、
いつだってなんだってできる!
おばあちゃんになって「あれは若気の至りだった」と
思わずはにかんでしまうような思い出を、
これからたくさん作っていきたくなりました。

若葉萌える5月。
無茶、無鉄砲、までいかなくても、
新しい何かに挑戦してみたくなる季節です。
あなたも何かを「思い切って」みませんか?


Q&Aコーナーでは、皆様からの素朴な質問を募集中です!
http://www.tv-asahi.co.jp/announcer/question/mail.html
こちらまで、気軽に送ってくださいね!

担当者

こんにちは!
いつも質問メールありがとうございます。
このQ&Aコーナーでは皆さんのご質問にズ・バ・リお答えします。番組のこと、テレビ局のこと、ニュースのこと、○○アナウンサーのこと、いろいろと皆さん疑問に感じていることに、テレビ朝日のアナウンサーが直接このコーナーでお答えします。皆さんからの質問をお待ちしています。なお、大下容子小川彩佳が責任を持って担当します。よろしくお願いします。

このページの先頭に戻る