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12月5日 「読書の秋」にはまった本♪
    小川彩佳


季節は着実に移ろっていますね。
街はすでにクリスマスソングに溢れていて、
冬が深まったばかりの秋をモーレツな勢いで追い越そうとしている感じです。

そんな2011年の「読書の秋」は、どんなものだったか、
読書好きのアナウンサーに聞いてみました!

「この秋、皆さんはどんな本にハマりましたか??」

まずは、本に目を落とす姿がサマになる(と、小川は勝手に妄想してます)、
野村真季アナウンサー!



野村真季アナウンサー

私のおススメは、こちら!

「秋元康の仕事学」 (NHK出版)

言わずとしれた、稀代のヒットメーカーが語る、
仕事のあれこれ。
これは「仕事学のすすめ」(NHK教育テレビ)という番組のトークセッションをまとめたもので、
秋元さんがどんな風にアイディアを生み出しているか、
どんな風に仕事をしているかが語られています。
本当に、おもしろい。
印象的なフレーズをいくつか。
「記憶に残る幕の内弁当はない」
「人生において大事なのは『戻ってくる力』」
「夢というのは、ぐーっと全力で手を伸ばした1ミリ先に存在している」
ほら、もう読みたくなったでしょ!!(笑)
そして、アイディアは日常の気づきから始まると、秋元氏。
秋元メガネをかければ、セピア色の日常がフルカラーに!!
とは、いかないかもしれませんが(笑)
いつもの景色が、少し色づいて見えます。


秋元康さんのその番組でのトークセッション、
私リアルタイムでテレビで観ていました!!
「夢というのは〜」のフレーズに、
ノックアウトされたのを覚えています。
本を読んで、ちょっと立ち止まって自分を見つめなおす…。
まさに「読書の秋」の理想的なあり方ですね♪

続いて、我が同期、大西洋平アナウンサー!



大西洋平アナウンサー

私が紹介するのはちょうど、まさに今日!
この文章を書いている2時間前に読み終わった本です。 それがこちら。


「タイムスリップ戦国時代」著者:鯨統一郎
なかなか驚きの内容なのです。

SFです。いわゆるタイムスリップ物です。
戦国時代にタイムスリップして歴史を思いのままに塗り替えようとする25世紀の悪の組織“むらさきの光”
それに立ち向かう同じく25世紀の剣豪に、タイムトラベル捜査官たち。

とここまで書けば、ん?SFアクションかな??と思いがちですが、ただのSFアクションではありません。

通常、こういったタイムスリップを題材にしたものは、なんとか歴史を変えないようにと物語が展開していくものです。
しかし、この小説はもうはちゃめちゃ!!
織田信長はカップ麺を食べて戦場に出て行けば、豊臣秀吉はインターネットの掲示板に書き込まれる自身の評判を気にする。徳川家康は珠真保(スマホ)ケータイを手にメールを送ります。
自動車も当然のようにあり、途楽駆(トラック)が戦場を駆け抜けます。

なぜこんなことになったのかと言えば、歴史を変えるため、もしくは守るために、悪者も正義の味方もみんなで現代技術を使いまくるから。
もう本当になんでもありです。

深く考えることはありません。
ただただ楽しく読める一冊だと私は思います。

実はこの本はタイムスリップシリーズの5作目。
他にも
「タイムスリップ森鴎外」
「タイムスリップ釈迦如来」
「タイムスリップ水戸黄門」
などなどのシリーズが刊行されています。

この秋はたっぷり笑って、ちょっとカタルシスも感じながら、シリーズ全巻読破を目論んでいます!


お〜!!そんなハチャメチャなタイムスリップ…ありなのか!?
タイムスリップものといったら、某局のドラマを思い出してしまいますが、
「タイムスリップ戦国時代」は、どう収束するのか、
胸のすくようなラストが待っているのかどうか、が気になります。
今後もシリーズ作品が増えていくなら、
「タイムスリップ聖徳太子」なんか読んでみたいな。

最後にこの方、
八木麻紗子アナウンサーは、どんな本を読んだのか?



八木麻紗子アナウンサー

最近、週末は近所の図書館へ行きます。

昔から図書館が好きなんです。
自分の知らない世界がこんなにもあるんだ!
という新鮮なときめきと、
手に取ったものを気軽に返せる安心感、
それに、古びて湿った本の匂いも。
小説や詩を読んだり、
調べものをしたりしていると、
いつの間にか日が暮れています。

この秋、熱中した1冊は
「図解雑学 重力と一般相対性理論」!
(うーん。可愛くないですね。)
物理哲学を研究している親友の話を聞いて、
私も時空やブラックホールについて
突然知りたくなったんです!
秋が深まるとともに
宇宙の謎もますます深まってゆきました…☆


図解付きで、分かりやすかったです。



とオチまでつけてくれました、できる後輩です。
しかし…いろんな意味で、さすが、京大出身の才女。
ただ、ひょんな入り口から
とてつもなくスケールの大きなことにどっぷりハマってしまうのって、
わかるなぁ〜。
だって、私がこの秋一番読み込んだ本は、


これです。

 「報道ステーション」にゲストでお呼びすることがきっかけで
本を読み始めたんですが…
iPS細胞、すごいんです!!
その誕生までの経緯、そしてこれからどんな分野で活かされていくのか、
その無限大の可能性に、無限大の危うさ…。
完全な文系なのに、iPS細胞に、
もうどっぷり入り込んでしまいました。


山中先生と。

 自分を見つめなおして深めるもよし。
ファンタジーを旅するのもよし。
未知なる世界に足を踏み入れるもよし。

 「読書の秋」とはよく言ったもので、
年末のバタバタを前に、
ゆったりした空気が、ゆったりした時間を
届けてくれるんだなぁと思います☆

 
Q&Aの紹介
 
 
こんにちは! いつも質問メールありがとうございます。
このコーナーでは皆さんのご質問にズ・バ・リお答えします。
番組のこと、テレビ局のこと、ニュースのこと、○○アナウンサーのこと、いろいろと皆さん疑問に感じていることに、テレビ朝日のアナウンサーが直接このコーナーでお答えします。皆さんからの質問をお待ちしています。
なお、上宮菜々子小川彩佳が責任を持って担当します。よろしくお願いします。
 
 

    
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