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9月20日 アナウンサー試験の前にやっておいてよかったこと
   上宮菜々子

9月14日、今年入社した小川さん大西さん野上さんが無事にアナウンス研修を終え、アナウンサーとしての一歩を踏み出しました!
毎日毎日、自分、そして言葉と向き合う日々。
きっと今まで知らなかった自分と出会えた貴重な日々になったと思います。
これから頑張ってね!!

さて、そんな彼らに、
「アナウンサー試験の前にやっておいてよかったこと、
 あるいは、やっておけばよかったことはありますか?」  
という質問が寄せられました。
試験を受けてから2年ほど経っているとはいえ、
きっと今だからこそ想うことが色々とあるはず。
早速答えてもらいました!!

 

小川彩佳アナウンサー
新人アナウンサーの小川彩佳です!
アナウンサー試験で私が心がけたのは、「普段どおりの自分を出す!」ということ。
緊張でガッチガチのなか、いかに「これが小川彩佳です!」と言うことが出来るか、ということを一番大切にしました。
そのためには、まず自分は自分でいいんだ、という「自信」をつけることが大切だと思うんです。

自信を付けるためには、目の前にあることに一生懸命になる!
そして普段も、本を読んだり、映画を見たり、いろんな人と話をしたりする中で、いろいろなことを感じ、自分を高めていけば、自分のことを好きになることが出来ると思います。
そうすればきっと、100%の「私」を試験で発揮できるようになると思います!

やっておいたらよかったなぁと思うのは、「新聞を読む」こと。
世の中の出来事にもっと敏感になることは、今の私の課題でもあります。
新聞をもっともっと読んで、幅広い興味を持つことは、自分を大きく高めてくれると思います☆

自分の100%の姿を試験で出し切るのは本当に勇気のいること。
けれども、出し切らない自分で落ちてしまったらきっと後悔します。
小川さんのように、自分に自信をつけるために、今からでも新しいことにチャレンジすることはとても大切だと思います。
始めるのは今からでも遅くないです!



大西洋平アナウンサー
やっておいてよかったこと…う〜ん…何なのでしょう(笑)

今、考えて思うことはテレビをよく見ていたということでしょうか。
自分の好きなジャンルだけにならないように、ニュースやバラエティ、ドラマ、情報番組…色々な番組を見ていました。
それで自分の中の情報が増えましたね。
色々な情報が自分の中にあれば、試験で咄嗟の質問にも対処できるかもしれませんしね!
実際に、試験でも経済や政治だけでなく、芸能ニュースについても聞かれました!
もちろん答えましたよ!!…といいたいところですが、間違えたところもありました…

あ!これがやっておいた方がよかったことですね!
私は、それぞれの情報への考えが浅すぎたんです。
早い話、テレビや新聞を適当に見すぎたんですね…
部屋でお菓子を食べながら、寝転がって見ているようじゃ、私にはだめだったようです。
正確な知識ではなく、なんとなくの知識が多すぎました。
色々な情報に触れ、それについて自分なりに考えることが大切なのだと感じました。
そうすれば確実な情報として自分の中にストックされるはずです。
私のように間違えることはなくなるのではないでしょうか。

確かに新聞って見出しだけ見ていて、
実際に中身まで把握してないことって多い気がします。
そういうところもきちっと網羅しなければと思うけれども、これがなかなか難しい。
私は、自分の興味のあるところだけでもしっかりわかっていればいいのではないかと思います。
ただ、その得意分野では、絶対に負けない!というのは必要だと思います。



野上慎平アナウンサー
僕は、アナウンサーになる為の勉強を特別にしていたわけではないので、技術的なことは、面接を受ける段階では皆無な状態でした。

学生時代は、学園祭の企画をしたり、休日に地区のスポーツ大会に参加したり、長期の休みにひたすら海外を旅したり、マネキンを運ぶアルバイトをしたり、たまに本気で勉強したり、中国語の先生に頭を下げてお願いしたり、お酒を飲んで騒いだり、お酒を飲んでかっこつけたり、週3回のペースで同じラーメン屋に行き続けたり、野球したり、サッカーしたり、走ったり、こけたり、恋をしたり、怪我をしたり・・・。
自由気ままに過ごしていました。
これら全て、「アナウンサーになる為に」行ったことではありませんが、その延長線上にアナウンサー試験突破があったと信じています。
結果的に、「やっておいてよかったこと」になったかなと思っています。

ただ、アナウンサー試験の為にやったことが、たった一つだけあります。
「髭を剃りました」
当時の僕は、「髭を伸ばして揉み上げと繋げる」という事が自分の最大のポリシーでした。
「くだらない」と思われるかもしれませんが、ポリシーとは大抵の場合人からすればくだらないもので、あの時の僕は本気でそれが大切でした。
故、エントリーシート用の顔写真を撮る時に、本気で悩みました。
「やはり、髭は剃るべきだろうか・・・?髭のアナウンサーはいないよなぁ・・・。ううう。」
結果、剃ったわけです。
剃らずに貫く事が勇気ではなく、剃る事が勇気だと自分に言い聞かせました。
しかし実際に面接にいくと、髭を生やしている方も最後まで残っていて、「うお!別に髭の有無は面接の合否には関係なかったのか ・・・!!」と思った節も・・・。
が、全く後悔はありませんでした。
「面接を受ける=社会人の舞台に挑戦する」その上での「けじめ」になったと思っています。
「大切にしてきていたもの一つを犠牲にしたんだから、簡単に落ちることは出来ない」
あの時、自分なりの気合いは入った気がします。

事実、「面接では容姿はほとんど関係ない」というお話を部長がなさっていたことがあります。
ただ、自分なりの何か。
何でもいいと思います。
「よし!今日から俺はやるぞ!!」というけじめは、勝負事には必要かなと ・・・。
僕は、そんな風に思っています。

三人とも色々悩んで、アナウンサー試験に臨んだんですね。
髭か・・・きっと女性にはわからないこだわりなのでしょう。

私も、実は試験の前にとても悩んだことがあります。
それは、「ピンクのスーツを着るべきか着ざるべきか」。
今考えると、悩むことではないのに、
試験を前にしてそんなことにとらわれてしまったんです。
「等身大の自分を会社に知ってもらう」という一番大事なことさえわかっていれば、
自ずと解決されることで、私はそれを見失っていたんです。
就職試験は、何をしたから受かるというものではないと思います。
自分はその会社に貢献できるのか・・・
そして、その会社は自分が幸せでいられる場所か・・・
そこが一番大事なんですよね。

皆さん、自分のために頑張ってください!
 
Q&Aの紹介
 
 
こんにちは! いつも質問メールありがとうございます。
このコーナーでは皆さんのご質問にズ・バ・リお答えします。
番組のこと、テレビ局のこと、ニュースのこと、○○アナウンサーのこと、いろいろと皆さん疑問に感じていることに、テレビ朝日のアナウンサーが直接このコーナーでお答えします。皆さんからの質問をお待ちしています。
なお、上宮菜々子が責任を持って担当します。よろしくお願いします。
 
 

    
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