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10月6日 「さよなら」したくないけれど・・・

10月。秋に別れを経験したのは初めてのことです。

10月15日放送分の「はいテレビ朝日です」でこの番組を卒業することになりました。
新人研修を終えてすぐに担当になった「はいテレ」、
1年4ヶ月の中で本当にたくさんのことを学びました。

スタジオでのトーク、ロケ、インタビュー、出張取材、対談、ナレーションなど…
あらゆるタイプの仕事の初体験はこの「はいテレ」だったと言っても過言ではありません。


これは第一回の放送中。少しは成長したかしら…

スタッフの皆さんに(こういう言い方をするとすごく遠い距離に感じてしまいますが、心からの愛を込めて言っています)見守られ、支えられ、一緒に大笑いもして、
本当に家族のようにあったかい雰囲気の中で育つことが出来ました。
企画の内容も、私が個人的にも勉強になる内容ばかり。
新人としてスタートする大切な時期に、
私の働く環境がどういうことをして、何を大切にしているのかということをつかめることも多かったです。
どの企画もひとつひとつ思い出があり、忘れられません。

でも!あえて言うなら、大好きな水谷豊さんにインタビューが出来たということは、「人生の幸せだった瞬間ランキング」でも相当な上位になりそうです。

そして、そして。
大先輩でお父さんのような存在だった吉澤一彦アナウンサーの存在です。

ナレーションが上手くいかないとキリキリした日、
スタジオで会話に入っていくことが出来ないと悔し涙をした日、
当たり前の動作がわからなくなり、カメラの前でフリーズした日、


最後の放送中。会話に入りこめる時も出来ました!?

ちょっとからかったり、突き放したりするように見えて、最後は必ずきちんと指導・フォローしてくれました。
この1年4ヶ月、吉澤さんをそばでずーっと見てきましたが、
キングカズがなぜキングカズと呼ばれるかということを肌で感じました。
私が言葉に出来ない気持ちをモゴモゴ言っていると、
それをピッタリと(まさにピッタリと!)言葉にしてしまうその偉大さ
自然体でカメラの前に立つことの大切さ、その難しさ
あと、新聞読みへの深い深い愛情もかなぁ…
話せば話すほど、本当に魅力的な本物の「アナウンサー」です。

吉澤さんが教えてくださったことは、まだ100%は理解していないと思っています。
すぐにわかって直せることもあれば、
半年経って又は何年も経って経験を積まないとわからないこともある気がします。
これはひどくもどかしいことだけれど、だから頑張れる気もします。
最後まで吉澤さんが言ってくれなかった一言「ほぅ!」(感心する意味で、そして安心する意味で)をいつか言わせたいから。

普段はそっけない返事しかしてくれない吉澤さんですが、
実は(?)いつもひよこの成長をちゃぁあんと見ていてくれました。
吉澤さぁ〜ん!本当にありがとうございました(^-^)

本当はもっともっと「はいテレ」でいろんな企画を経験して、勉強したかった!
これが本音です。
でも、この気持ちを大事に、これから先もいろいろな仕事に向き合っていきたいです。

11月の放送分からは、「新人アナの登竜門」という形を乱すことなく、
新人・島本真衣アナウンサーがこの番組の担当になります。
あんなに朝早い時間に見てくださっていた皆さんにも、
心からありがとうを伝えたいです。

やじま最後の「はいテレ」は

    10月15日(日)朝4時50分〜5時20分の放送
です。
企画は「イベント事業部の仕事」内容も充実していますので、どうぞご覧ください。
今後とも「はいテレビ朝日です」をよろしくお願いします。


スタッフの皆さんから花束を頂きました。この上ないプレゼントです。

 

 
 
    
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