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身長
165cm
出身地
神奈川県川崎市
出身校
神奈川県立多摩高校→
中央大学文学部
入社年月日
2005年4月1日
星座
獅子座

2015/2/6   鉄子の旅(4)蹴上インクライン

鉄子の旅(4)蹴上インクライン

京都に行ったときに、もう一つ鉄分高めの観光をしました。
「蹴上インクライン」。

途中までは行ったことがあったのですが
今回はもうちょっと深くお散歩しました。

「絶景かな、絶景かな」で有名な南禅寺には
水路閣というものがあります。

その姿、あまりにも素敵で
何時間見ていても飽きません。

古びたレンガで出来たアーチ型の橋脚。
観光客はみな一様に、
その姿に目を奪われ、しばし沈黙の時が流れます。

この水路閣、琵琶湖疏水と呼ばれる
琵琶湖の水を京都市内に運ぶためにひかれたものなのですが
実は今も現役です。
上にあがっていくと、水がとうとうと流れるさまを見ることができます。

本来であれば、そこを真っ直ぐ歩いていけるのですが
この日は、京都にやや季節外れの大雪が降っていたものですから断念…。
南禅寺を出て、ぐるりと周り道をしてこの先を見てみることにしました。

先ほども書いた、琵琶湖疏水のおかげで水運が発達した京都ですが
蹴上(けあげ)というところで、急に高さが変わるために
舟を市内に進めることが出来なかったそうなんです。

そのため、この蹴上に
舟を運ぶための「インクライン」(急傾斜鉄道)を敷いて
30メートル以上ある落差を
鉄道で舟を運ぶという形で下ることに成功したのです。

水路閣とインクライン。
こんな関係があったわけですね。
京都の近代産業化を支えた遺跡と出会うことが出来ました。

今では市民の散歩道になっているインクライン。
世界で最も長いインクラインだということで
まーっすぐ580メートル以上も続いています。

ずっと向こうまで続くレール、
これも何時間見ていても飽きません。

そう言いながら、この日は雪がちらつくほど
底冷えしていた京都市内。
数十分居るだけで、鼻が真っ赤になりました。
でも相当楽しい!!

そのインクラインの下にはトンネルがあります。

「ねじりまんぽ」と呼ばれるトンネルです。

内側からよく見ると、レンガの積み方が斜めになっています。
強度を高めるために斜めに積むそうなのですが、
レンガを見ながら歩いていると、
ちょっと立ちくらみがするような感覚になります。

今度行くときには、ぜひとも水路閣の続きを歩いてみたいです。
そしてさくらの咲くころに行ってみたいです。

4回に分けてつぶやいた鉄子の旅。
これからも連載しそうな気配です。
その際にはぜひお付き合いくださいませ。

あ、そういえば余談ですけれど
今回の旅では最近買った「自撮り棒」が大活躍しました。
スマホ用に一脚として
自分よりも高い視線での映像が撮ることができます。
なんちゃってクレーンカメラのように撮影できたりもするし
様々な用途がありましたよ。

この写真でも…よく見ると…
真剣に棒を伸ばす矢島が写っています。

真剣すぎだろう!!ってつっこみたくなるほどに(笑)

では、また次回!

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