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11月13日 横浜国際女子マラソン!

世界初の女子単独公認マラソンとして、
1979年に誕生した東京国際女子マラソン。
30年の間に数々の歴史とドラマを生み出してきたこの大会が
東京から横浜へと舞台を移し、
「横浜国際女子マラソン」として生まれ変わります!


そして、わたくし八木。
「学生時代フルマラソンに出たことがある」なーんてことを
うっかり言ってしまったため、急遽このコースを走ることになりました。


でも、本当に走っただけだったんです。
大学の親友と、「学生時代最後の思い出に的な♪軽~いノリ」で。
付け焼刃のトレーニングで出場してしまったため、
大会から3、4日間は味わったことのない激しい筋肉痛で
実家の階段が下りられなくなり、遊びもバイトも行けず
ただただ部屋に篭って寝転んでいた記憶があります。
タイムなんてモチロン、恥ずかしくて口にできません。
とにかく走り切ったことだけが唯一の誇り、
完走することに意味があったマラソンだったのです。


…それがまさか、オリンピック金メダリストと一緒に走るだなんて(涙)

そうです。
私、高橋尚子さんとコースを試走させていただきました。


高橋さんは2000年シドニーオリンピックの女子マラソンで
陸上日本女子史上初となる金メダルを獲得。
また2001年9月のベルリンマラソンでは女性として史上初めて
2時間20分の壁を破る2時間19分46秒の世界最高記録(当時)を樹立。
その後故障などで苦しむも2005年の東京国際女子マラソンでは
右脚3箇所に筋膜炎を抱えながら出場し、復活優勝を果たしました。
私も当時テレビの前でとても感動したのを覚えています。

2008年に引退し、現在はスポーツキャスターやマラソン解説者として
様々な場で活躍されている高橋さん。
そんな憧れの方と、私なんかが、走ることになりました。

一体どういう結末になったのかは後ほどお伝えしますが、コースを走り、
高橋さんと距離、風景、路面の状況などをチェックしましたので
ここで見所をご紹介します☆

なんといってもまずは横浜の中心を駆け抜ける魅力的なコース。
加えて、これが3周という国内の大会では初の周回コースであることです。

銀杏並木が美しい山下公園前をスタートし、

県庁前・中華街東門を通る1.7kmをまず1周。


その後は観光スポットとして、またデートスポット♪としても有名な
赤レンガ倉庫やみなとみらい、大観覧車、横浜スタジアムを横目に
美しい横浜の街を駆け抜けます。


 

そして、このコースには世界でも珍しい“あるもの”が!


それは、トンネルなんです


全長約300mの山手トンネル。

私もマラソンのコースでトンネルなんて聞いたことがありません。
中に入ると空気がヒヤッと変わるのが分かります。
出口にかけて緩やかな上り坂になり、ここがコースの高さ最高地点に。
3周目にはラスト5キロの地点になるため、
選手たちが勝負を仕掛けるポイントになるかもしれないと
高橋さんもおっしゃっていました。

また、この横浜は高低差の少ない世界有数の高速コース

「2時間20分を切れるコースというのは世界にも少ないと思うんですけど
このコースはその可能性が十分にあると思います。」
そう高橋さんがおっしゃったように、
記録はどこまで伸びるのか?日本記録、世界記録は生まれるのか?など
国内でも有数のフラットなコースに大きな期待がかかります。

第1回の横浜国際女子マラソンにはどんなドラマが生まれるのでしょう。


「タケダ スポーツスペシャル 2009横浜国際女子マラソン」
11月15日(日)12:00~14:55 放送です!


さて。八木は結局このコースを走りきれたのか?

答え:案の定 5キロでリタイア… 

お恥ずかしい限りです。

それにしても高橋さん、ふわりふわりって気持ち良さそうな走りだったな~。

後になってみて、いかに自分が貴重な経験をさせてもらったのか
しみじみと噛み締めています。

あぁ。もっと早く分かっていたら、必死でトレーニングしたのにな。
   
 
    
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