「桃栗三年柿八年」と申しますが、
われわれの場合、芽生えのときから実を結ぶまで丸12年かかりました。
最高学府で法学を修めて司法試験に合格、司法修習まで終えたのになぜか法曹界に進むことを選ばなかった男。
採用試験で「あなたのセールスポイントは何ですか?」と問われ、「気品のあるところです。」と臆面もなく答えてしまった女。
そして、わたくし。
個性の違う3人の若者が新人アナウンサーとしてテレビ朝日の門をくぐったのは、まだ20世紀、1995年のことでした。
来る日も来る日も涙に暮れた厳しい研修期間を終えてテレビという未知の世界に放り出されたあの年の7月、3人で誓い合いました。
「いつか一人前になったら、3人一緒に仕事をしよう。その日まで、もう涙は見せない。」
果たして一人前になれたのかどうか。それはわかりませんが、わたしたちは12年前の願いをかなえました。
夢見たことが本当に実を結んだのか少しでも興味を持ってくださる方がいたら、
朝6時からテレビ朝日系列で放送の『やじうまプラス』を金曜日にご覧ください。 |