不思議な感覚でした。
十数年ぶりの立てノリ!
曲に合わせてフリをつけ、
気持ちが届いていることを伝えたくて、声を出す。
「星のラブレター」のイントロが流れると、
胸の奥にしまっていた“何か”がこみ上げてくる。
「不思議なパワー」「気球に乗って」「釣りに行こう」「君はTVっ子」・・・
今でも歌詞が自然に出てくることに驚いてしまう。
日が暮れて。
明かりをつける日比谷のオフィスビル群の中で、暗さを増す公園の木々。
懐かしい曲のただ中で、自分の立っている場所がどこなのか、
20年前と今を行ったり来たりしているような、浮遊感。
中学時代に聞き込んだ曲というのは、
「思い出の曲」というだけではなく、「からだの一部」なのだと気づく。
そして、
自分自身を合わせ鏡のように見ている気持ちになるのです。
あれから20年。
いろいろあってここにいることが、何だかとても大事なことのように思えました。
THE BOOMに感謝。
明日も歩いていける、そんな気持ちになりました。
暑い一日の、ありがたくない戦利品も。 |