先日のこと。
大学時代のラクロス部同期、かおりんとあきちゃんと一緒に、
「スコーン教室」に行ってきました。
教えてくれるのは、同じく同期の千春ちゃん。
普段はパン作りを教えているのですが、
私も他の二人も、パンはおろかスコーンすら作ったことがない初心者。
じゃ、間違いなく出来るスコーンにしましょう、ということになったのです。
粉にふるいをかけ、バターをさっくりと混ぜ合わせていく。
それまで、ぺちゃくちゃ、ぺちゃくちゃ話していたのに、
気がつくと無言になって、一生懸命に手を動かしている。
その合間に、「そうそう、いい感じ!」「もうちょっと軽く手を動かして」と、
千春ちゃんの声。
「かおりんのはいい感じになってきたよ」なんて聞くと、
少し悔しい。頑張って手を動かす。
「あきちゃん、これでOK!」となると、焦る。
休日のスコーン作りだというのに、この瞬間の集中力と真剣さ。
この感触、何かに似ている…と記憶の符合をたどっていけば、
それは、十数年前のグラウンドの思い出。
・・・・・・日焼けで真っ黒になりながら、
それでも日焼けしないようにと塗る日焼け止めで、
私たちの顔は白と黒のまだら模様。
にかっと笑えば、青や黄色のマウスピースが見える(ちょっとコワイ)。
それはさておき、
グランドを走り回り、球を追った、ただひたすらに、ひたむきだったあの時間。
傍らにはいつも同期がいたんだ。・・・・・・
生地をのばし、型を抜く。 |