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5月28日 愛称って。

復職から一ヶ月経ち、
ゆっくりではありますが、仕事にも、仕事を持つ生活にも慣れてきました。

1歳になる娘は、
5月に入ってヒトの進化の転換点とも言える「二足歩行」を始めました。
いまや10歩ほど歩けるように!

最初に歩き始めたのは、保育園にいるときでした。
なかなか最初の一歩が出ないなぁ…とやきもきしていたところ、
ある日保育園の先生から
「今日は10歩歩けましたよ〜」と報告を受けビックリ。
「せ、先生。まだ一歩も歩いているのを見たことがないのですが…」
「そうなんですか?スタスタ歩いてましたよ!」
「…」
うちの娘は、もしかしたら“外”弁慶なのかもしれません(そんなコトバないけど)。

保育園では、先生方から「きぃちゃん」と呼ばれ、楽しく過ごしているようです。
「きぃちゃん」は、娘にとって家族以外の人たちからついた初めての愛称、あだ名になりました。

親はというと、意外と名前そのままでは呼ばないですね。
名前そのままの時は、大体叱るとき。
名前に変化を付けて呼んでいることが多いのですが、
時には「きぴ太郎」なんていうのも。
原型を留めず性別すら超えてしまっているけれど、まいいか!て感じです。

さて、うちのきぴ太郎(愛称、女の子1歳)。
このところマネっ子するのが面白くなってきたようです。
掃除をする私を見て、フローリングワイパーを持ち、
よちよち歩きながら、ワイパーで拭き拭きする。


「お手伝いありがとうね〜」と声をかけると、さらに熱心に拭き拭き。
「こっちもお願いね〜」と場所を変えても、拭き拭き。
我が家の「ミス・クイックル」。なんとも頼もしい限りです。

「ミス・○○」と遊びで呼ぶことも多いのですが、
最初に娘についた「ミス」は…と思い返すと、
生後まもなくの、ある日の朝。
娘が、大きな伸びをしながら起きたときのこと。
寝不足と疲労でボロボロだった私の横で、
キラキラと瞳を輝かせながら、朝を始める娘の姿は、
まさに「ミス・ブランニューデイ」さんでした。

私にとってありきたりなものも、娘にとって「初めて」ばかり。
「初めて」を一緒に味わうことで、
錆付いた扉が開かれていくような感覚があります。
私も、あんな風に一日を始めたい。
あんな風に、喜びに満ちていたい。
あの朝の、ガツンと殴られたような衝撃は、一年経っても残っています。

目の前のキラキラを、疲れや慣れで曇らすことがないように。
自戒の念を込めて、
時折1年前の「ミス・ブランニューデイ」さんを思い出しています。

今日も、素敵な一日になりますように!


のむらまさき
   
 
    
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