標高が高く、空気抵抗の少ないカルガリーのリンクでは、未知のスピードに挑戦します。
ポイントはコーナリングです。
スピードに負けて振られそうになりながらも、懸命に踏ん張ります。
この半年間、練習してきたイメージを追いながらのレース。
一本目が37.80で自己新記録をマーク。順位は6位。
二本目が37.94で4位。
二本滑って、二本とも37秒台の自己ベストの安定したタイムは大収穫です。
小平:「去年の自分では考えられないタイムなんで、ひとつ殻を破れたと思います。」
外国メディアからも注目が集まり、インタビューを依頼されたり、準備風景を撮影されたりと、小平さんに対する世界の評価が確実に変わってきているのがわかりました。
試合でたくさん友達を作っておいでと送り出してくれたお父さんのアドバイスで、
友達の輪も広がります。中国や韓国の選手とも言葉を掛け合います。
小平:「三ヶ国語で、韓国語と中国語と日本語で、調子いいねとか言い合ったりして。」 |