前の記事を読む 次の記事を読む  

トップ > パーソナルトップ > プロフィールトップ > エッセイバックナンバー
 
 
2月18日 みかんでアート


コタツを囲んでみかん
ほのぼのとして大好きな冬の風物詩です。
みかんの皮の剥き方には性格が出るような気がします。
美味しい実に辿り着けるなら皮なんてお構いなし、
ちぎっては捨てちぎっては捨て、小さくむしり取る人。
はたまた、綺麗につなげて剥こうとする人、
タコの足のような形の美しさを追求する人、
じゃあ、みかんの皮でアートを作る人は?

『新しいみかんのむき方』。
各書店で、なぜか売り切れ続出、
工作絵本としては異例の5万部以上という売り上げを記録した本です。
1つのみかんの皮から、様々な生き物を作り出すことができるとか…。
小学館が主催したイベントで、
この本の著者『みかんむきアーティスト』岡田好弘さんに
剥き方を教わってきました。

 
本に描かれている通りに、みかんの表面に線を引いていきます。


線に沿ってカッターで切り込みを入れていきます。
それを広げると…


白鷺になりました!(左が松尾作、右が先生作)


1つのみかんからできているとは思えない複雑な形!
無駄にする皮はちっともありません。
でも、先生が作ったものに比べて私のサギは、ちょっとヘン?!
「そんなことないですよ。
個性的でとってもいいと思いますよ。比べるからいけないんです。
顔が小さくてちょっとお尻が大きいサギでしょうかね。」
なんだか恥ずかしい…
本にある通りに線をひいたはずなのに、
違いが出るのは不思議ですね。

当日は、AP通信の取材も来ていました。
折り紙と同じように、日本人の器用さに驚いているのでしょうか。

水分が飛ぶと形が崩れてくるので、
できてしばらくの間しか愛でることのできないはかないアート。
よくできたご褒美に、
みかんの実を美味しくいただきました。

   
 
    
前の記事を読む 次の記事を読む  

トップ > パーソナルトップ > プロフィールトップ > エッセイバックナンバー