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独自の進化を続けるラーメン。
店主はそれぞれのラーメン道を極め、究極の一杯を作り上げる。
その一杯が、何かをきっかけにコラボレーションという化学反応を起こす。
今回、頑固な店主たちを結合させたのは、
『東京ラーメンショー』という名のラーメンの祭典だった。
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『東京ラーメンショー』…
11月3日〜11月7日の5日間、東京駒沢公園で開催され、
北は北海道から南は沖縄まで、100店以上が参加。
27のブースで、オリジナルのラーメンが750円均一で売り出された。
各局、各番組がこのお祭りを取材する中、
我々Jチャンネル『現場直行』班も直行。
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初日、オープンしたばかりの時間帯はこれくらいだったのが… |

午後3時頃には、この人だかり。駒沢公園の中央広場が人でぎっしり。 |
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あまりにも店が多くて、とても全てを紹介しきれず申し訳ないが、
番組で登場し、味わったラーメンの、個人的感想を少し。
1番行列ができているように感じた、
『せたが屋×蒙古タンメン中本×一風堂』の3店舗のコラボレーション。
東京の人なら、この夢のコラボレーションは一度は食べてみたいもの。 |
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まずはスープ。
豚骨ベースに、魚介系の出汁の香と風味がうまく融和。
どちらも引き立てあっているから絶妙。
蒙古タンメンはどこに…と思ったら、あった。
トッピングのお肉が、ものすごく辛い!
中本さん曰く、
「3店舗とも主張が強いから、2ヶ月間ケンカしたよ。
最後はお互いが納得する形で手を取り合った。」そうだ。
まさに、お祭り会場でしか食べられない、贅沢なコラボレーションラーメン。
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『富山ブラック麺屋いろは』も物凄い行列。
なんと言っても、真っ黒のスープが珍しい。
魚醤を使ったスープは、爽やかさを感じるほど後味がサッパリ。
麺には、レンコンや全粒粉を使っているそうで、
ほんのりとした苦味を感じる。
このちょっとした癖が病みつきになる、新感覚ラーメン。
面白かったのは沖縄のラーメン。 |

沖縄の琉球麺侍 |
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うこんで染めた黄色い卵、分厚くてとろける豚、シカクマーミという緑の豆、
彩り鮮やかで、南国の、どこかトロピカルな雰囲気を目で楽しむことができる。
麺は柔らかめで、沖縄そばが進化した、沖縄ラーメンだった。
お店の雰囲気や売り出し方は控えめながら、この味はホンモノだ!と感じたのは、
『氷見ラーメン×なんなん亭』のコラボレーションラーメン。
北陸で行われたラーメン博で、
1位と2位を取った2店舗が協力して作った、究極の一杯。
豚骨ベースの品のあるスープに、
北陸産のとろろ昆布や甘エビをトッピング。
とろろが麺に絡まると、海の香りが増す。
揚げた甘エビが歯ごたえサクサクで、頭までぺろり。 |
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もちろん、他にも目移りするほど美味しいラーメンがたくさんあり、
一つとして同じものがない。
5日間で、30万人もの人が訪れたそうだ。
『ラーメンショー』、『ラーメン博』…
様々なラーメンの祭典が火付け役となって、また新しいラーメンが生まれる。
次に美味しい化学反応を見せてくれるのは、どのイベントだろう?! |

ラーメンの『箸上げ』に命をかけるディレクター |